別離(わか)れはいつでも 哀しいけれど
泣けないなんてね 初めてのこと
あなたの心が 見え過ぎたから
憎まれ口だけ 残してゆくわ…
すずめが何処に 帰るかなんて
誰も気にする 人などなくて
風をくらって 消えちまったと
あなたは笑って 言うでしょう
甘えてばかりの 男(ひと)だったけど
癒(いや)され飛んでく 力はついた
優しさ過ぎれば 残酷だから
知らないふりなど お終いにして…
あの女(ひと)とねぇ 暮らすのかしら
何も変わらず 微笑みながら
酒を飲んだら 想い出にして
あなたの心で 鳴くでしょう
すずめはすずめ あなたの傍(そば)で
はしゃいでいれば 幸せでした
風をくらって 消えちまったと
あなたは思って いるでしょう