雪が溶けて ふきが咲いて
春の気配がして
もうじきほら記念日だっけ
何度目だっけ
このごろでは時計の針が
やけに早く感じてさ
明日あの子の誕生日でしょ
涙はよそう
これまで
道は幾つもあって
どれを選んでも
あなたと出逢って
同じ世界の同じ時間を
抱きしめてきたから
それでいいと思えばいいと
ひとりごと 少し目を閉じて
さあ顔を上げよう
だけどね
何が正解なんて誰が決めるの
この世界をその全てを
確かに愛したから
それでいいと思えばいいと
わかっていたつもりだけど
空が綺麗で あの日みたいで
張り裂けそう
涙拭かずに
歩き出そう