季節の終わりの風が吹いている。
ふと思い浮かぶ顔がある。
甘いような苦いような。。
どっちつかずの感傷を持て余し、ツムジをつつく。
“ありがとう。”も“ごめんね。”も、
“好きだよ。”も“好きだったよ。”も
口に出さなくなっただけで、
思わなくなったわけじゃない。
大人になったけど、大人になったけど
大人になったけど、大人になっただけ。
やるせなさに寝返りを繰り返し
不甲斐なさに唇を噛み締める夜を越えて
全然そんな気分じゃないのに晴模様。
チグハグチグハグ歩いて行くよ。
ぼくらしさって何だろ?何だろ?何だろ?って
首をかしげ続けていくよ、ぼくらしく。
季節の始まりの風が吹いている。
ふと込み上げる胸の高鳴りがある。
例えば新しい服で、新しい靴で
街と街の継ぎ目をいよいよ跨ごうとするときのような。。
“夢”も“希望”も、“勝ちたい”も“負けたくない”も
口に出さなくなっただけで、
思わなくなったわけじゃない。
大人になったけど、大人になったけど
大人になったけど、大人になっただけ。
めくるめくイメージにひとりニヤけ
そっと吸い込まれるように眠る夜を越えて
せっかくこんな気持ちなのに雨模様。
あべこべあべこべ歩いて行くよ。
ぼくらしさって何だろ?何だろ?何だろ?って
首をかしげ続けていくよ、ぼくらしく。
全然そんな気分じゃないのに晴模様。
チグハグチグハグ歩いて行くよ。
ぼくらしさって何だろ?何だろ?何だろ?って
首をかしげ続けていくよ、ぼくらしく。