さよならも言えずに二つの夢解けていた
乾いた涙の痕 振り返っても静寂だけ
これからどこへ 僕一人で
君のいない命も呼吸を続けていく
胸を刺す痛みですら愛しいから
錆び付いた歯車はまだ時を待つまま
夢を手繰り寄せるように君を探す
いくつ季節が過ぎ この街にも雪が降るよ
思い出も手触りも色褪せずに熱を帯びてる
神様どうか 一つだけ
君のいない地球にも陽は昇り夜は明ける
未明の空 彗星に祈っている
交わした約束はまだ果たされないまま
夢のかけらを拾い集めて君を探す
たった一つ道標は
二人を結ぐもの
君がくれた心だけ
波音が囁く 古びたバス停と
君の後ろ姿
君のいない世界には戻れないみたいだ
腕の中 僕だけの奇跡抱きしめた
錆び付いた歯車は音を立て回り出す
解けた夢結い直して歩いていく