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Lyrics365 > ファントムシータ > 乙女心中

乙女心中

"乙女心中" Lyrics by ファントムシータ

さア、斯の渺たる妾の終生を御覧あれ‥

水面を揺らす夜光蝶

燦に身体を裂いて

流れる血液を拭つて

不確かな暮らしを貪つた

右掌に髪飾 洒落な街に出よう

我儘も望蜀も月花 陶酔/\して

ひとりぢや満たせ無い

覺さめて渇いてゐる心中触れて頂戴れ

さア、手を取り何處かへと

貴方が為に間違ふ

秘匿した素性は明かせないでゐる

水銀燈が揺れてゐる路地裏を抜けたら

奔る感傷も散らさじ乙女哉

死体に群がる通俗人等

逃げ場を亡一味

「些末ない噺をするな」

其から世間は醒めない破朽へと

幸福な騙し絵に皆が執心/\で

何時でも口任せ

嘘に遑あらず、御覧入れませう

さア‥

さア、手を替え、品を替え

假初の嘘を吐く

仕合はせも不幸も何もかも頂戴れ

世界中の誰人をも殺したい妾も

貴方を救ひたい妾も、妾なの

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Tags: ファントムシータ

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