青空はやけに高くて
鳥が遥かへ羽ばたいた
予感がした、君と二人の物語
「始まりがあるのは終わりがあるから」だとか
いつか聞いたことをふと思い出した、正午
誰もいない二人だけの町
遠い思い出の面影に逢える気がしたんだ
今、空を背にして
この全身で風を集めて走れ
在し日々の世界の記録を辿るように
君がいなくなって
記憶になって
ひとりぼっちになった時
消えるならずっと一緒だね
そう、思ったりするんだ
廃墟の夜空は綺麗で
星は遥かでまたたいた
無限に続くこの宇宙とその終わり
「限りがあるからこそ美しいんだ」とかさ
いつか消えてなくなってもそう思えるのかな
あぁ、
黄昏時、寂しすぎる町
君が何処かへいってしまう
そんな気がしたんだ
繋ぎあったこの手
確かめあって
どうか離さないでいてね
君のこの体温を
ずっと忘れないように
今日が過ぎていって
昨日になって
いつか思い出になっても
君が隣にいれば
行く先にもう誰もいなくても
探し物が見つからなくっても
君と二人だけの物語を今、始めてみよう
もうそれだけでいいと言えるような
そんな素敵な日々を探すんだ
いつか君が記憶になって
ひとりぼっちになったとして
消えるならずっと一緒だね
なんて、笑い飛ばすんだ
(LaLaLa…)