あなたの名前を呼んでいないと壊れそうだった
わたしの言葉は無意味で
それが恐ろしかった
立ち入り禁止の宇宙で星は煌めいていた
人寄せぬ荒野の隅で
あなたを待っていた
願い事みたいな独り言みたいだ
あなたのすべてを信じたいから
雨が降ってきたら思い出してよね
わたしの涙だって思って泣いてね
いつでも心にあなたがいるんだよ
同じ気持ちを望んでしまうよ
仕方がないと呟いて諦めるのは嫌だった
ありあまる景色において
わたしは一人だった
他人事みたいな綺麗事みたいだ
それでも世界を信じたいから
雨が降ってきたら思い出すんだよ
向こう側の天気を思ってしまうよ
もう一度あなたと空を見上げたい
雨はことだま、信じてしまうよ
雨が降ってきたら思い出してよね
わたしの涙だって思って泣いてね
いつでも心にあなたがいるんだよ
同じ気持ちを望んでしまうんだよ
明日も明後日も雨が降るらしい
濡れた頬を温めてほしいんだよ
もう一度あなたと空を見上げたい
雨はことだま、言葉は水色