こんなんでも生きている
自分を少し気にいっている
みんな向こう岸に行く
俺は変わらずここにいる
こんなんでも生きている
自分を少し気にいっている
負けないとか勝っている
とかじゃないとこでもがいている
なんの気なしにはじめた ことが今の俺作っている
「いつやめてもいいからな」の言葉に今もやられている
「15」の半端 がパンパンなまんまの
夢ぶら下げて歩いてきて
何も変わらぬ間 周り眺めりゃ
みんな我が子抱く腕の中
のめり込むほど時は無常に 混ざり音と共に
精神と時の部屋に篭り 顔見上げりゃ一人
別になんとも思っちゃいない 誰一人間違っちゃいない
この名もなき寂しさくらい 一緒に引き連れて
こんなんでも生きている
自分を少し気にいっている
みんな向こう岸に行く
俺は変わらずここにいる
こんなんでも生きている
自分を少し気にいっている
負けないとか勝っている
とかじゃないとこでもがいている
野暮なことは言いたくはない 時にゃ誰よりバカでいたい
わかったような顔のやつが嫌い 痛い より辛い伝わらない
恋も散々に 愛も燦々に 人並みにはこの俺も経験してきた気もするが
いまだ迷子 失って気づくとかまだやるの?
誰かと生きてく なんて天文学的 難題 なんで 数多の人できてるの?
必死で追いかけてきたこの道の 途中でどんだけのもん落としてきたの?
振り返るのが怖いんだろう
だから今日も音に向かい 歌う
こんなんでも生きている
自分を少し気にいっている
みんな向こう岸に行く
俺は変わらずここにいる
選ばなかった方の人生が 俺を見ては勝ち誇るような
ことだけはさせやしないさ 俺は勝ち誇りさえしないが
例えば楽そうで圧勝な人生を君に なんて言われてもいらないや他に
あげてくれ俺は痛みと共に 鳴り響く歌に 救われたんだ
傷んだ胸や かじかんだ指先
そっとほどけるような 音楽を作り続けたいんだ
俺は これを選んだ 選んだ