はやいもんであれから
数年経って
上手く空いた耳垂も今は唯の傷
テキトーで良いよ何か
痺れるもんでも口にしよう
辛いのが良い
心にないコトバが
産まれては消えて行く
理屈じゃないことなんて
ハナから知ってる
夜の海のそばでライトだけ灯して
あなたを待ちつづける
あたしイカれてる
それからと言えば
雑踏はより遠く
山羊か羊にすら思えてしまう日々
真夜中の葡萄狩りとはちがって
とてもやらかい風に押され
砂漠まで来ちゃった
ねえ
どうしよう、ねえ?
月下、あたしに成せることはあるか?
肺を洗うように
もう、ぜんぶ吐き出しなよ
午前3時
心にないコトバが
産まれては爆ぜていく
愛されたいだけなのに
あたし止まれない
夜の海のそばでライトだけ灯して
これから一人で生きる
あたしイカれてる