瞼に、春が飛んだ
真昼の海 手を伸ばす
稲穂に浮かぶような街
消えない夢ならあたたかな
ひかりを憧れに似せていた
波が畳む 記号じゃなく僕ら まだ
放たれた
目に鮮やかなフォーム
歌うように色つけた
羽根と舞う花びらみていた
goodnight
声がする
神様も星占いも
あの海岸線が揺らぐこととりこぼすから
僕は祈る
春は来る
過ぎ去れない
水面がひだまりに揺れていた
裸足のまま 触れたあたたかな影
放たれた
目に鮮やかなフォーム
歌のように手が届く
そんな気がしていた
goodnight to flowers
声がする