クォーツァス (feat. 初音ミク)

by ryuryu

誰かと同じでいたいのに 優しく触れて欲しいのに
叶わないことばかりと嘆いて この部屋に逃げ込んだ
傷つくことを恐れて貴方に触れることをやめた
本当の気持ちと裏腹にその傷は深く残った
鏡に映った自分は何故ここにいるのだろうか
誰にも訊けはしない答をどうか教えてよ
いつしか迷い込んだ裏庭をあてもなく彷徨う夢を見た
遠くに聞こえる礼砲は鼓動の音に似ていた
心の世界を旅してたくさんの自分に出会った
痛みの理由を知ることでこの傷とも歩いて行ける
どんなにつまらないことでも
どんな意味のないことでも
僕にとっては世界の全てだ
息をすることも忘れて
言葉も時間も忘れて
ここにいることの理由を叫んだ
誰かを愛しいと思うことも
憎しみや暗闇の中で怯えるのも
胸の中に眠る沢山の水晶のようだ
全て僕の心の形だ
大地が割れて光が溢れた
新しい木々は天へと伸びる
世界の終わりと生まれ変わりを告げる
礼砲の音が響いた
頭の天辺からつま先、心の奥まで
僕は僕のために生きていいんだ
遠くに聞こえる貴方の鼓動
始まりを告げる礼砲の音
心の中の確かな響き
どうかきっと忘れないで