傷が残る 革のシート Z1-R
話しかければ 風は答える
雲がちぎれ モノクロに焼き付く
冷たい光 この目を刺した
君の街まで走れよ
新しい日々はいつだって 風が連れて来る
走り出した 俺の頬を切れ
見慣れた日々の裏側で 世界は輝いて
立ち止まるな 俺に呼びかける声がする
熱を帯びて焼けた匂い 街の息
はじまる予感に ふるえている
君の街まで届けよ
この先のカーブを曲がったら さえぎるものはない
光が差す 海が見えてくる
なくしたものの数だけ 世界の地図になる
ふりむけば朝が来て 明日が見えてくる
世界に答はないけど
愛おしさも切なさも あふれてる
新しい日々はいつだって 風が連れて来る
走り出した 俺の頬を切れ
見慣れた日々の裏側で 世界はきらきら
輝いて 俺に呼びかけている