Tag: 佳山明生

ぼっちの女だから

あなたの笑顔を 思い出すたびに グラスをかたむけ 唇かむの 二人のアルバム 開いてみても 涙でくもる夜は 眠れないのよ 強がり言って 別れ上手を 演じた涙は 嘘じゃないのよ もう少しだけ あと少しだけ あなたの私で いたかった まどろむ部屋には 赤いバラの花 いつもの花瓶に ささったままで 窓打つ雨音 ベッドで聴いて 涙で語る夜は 眠りたくない 今さらながら バカな女ね あの日の温もり 忘れられない もし叶うなら まだ叶うなら 過去(むかし)の二人に 戻りたい 強がり言って 別れ上手を 演じた涙は 嘘じゃないのよ もう少しだけ あと少しだけ あなたの私で いたかった

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俺に乾杯

年の数だけ しわの数 白髪頭に 日焼け顔 こんな俺でも 恋をした 飲めば昔を 想い出す 肩をすくめて 夕ぐれ時は いくら飲んでも 酔えなくて しけたタバコに 火をつけて 映る鏡に にが笑い 燃える紅葉の あざやかさ 季節はずれの 雪が舞う 俺の心も 冷えて来て ひとはぬくもり 恋しがる 胸のすき間を うめたくて かけたコップで 飲みほせば こげたタタミが 俺に見えて 涙こらえて 乾杯さ 肩をすくめて 夕ぐれ時は いくら飲んでも 酔えなくて しけたタバコに 火をつけて 映る鏡に にが笑い ...

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