水に尚、燃ゆる赤
如何して別れ際のキスが欲しくなるんだろう 「誰かを愛したこともないくせに」 まるで凪いだ海に落とされた稲妻みたいに 何度も私の真ん中を突き刺すの 強がりで寂しそうな花が好き 刺さった棘に泣いてもいいの 嫌いになる迄 好きでいるよ 残った毒が痺れて甘い 風を叩いた声だけじゃ何も成せないの 少しも正しくなくてごめんね 衝動的な熱情は三日月の目を赤く潤ませ 気付けば疾うに夢中 如何して別れ際のキスが欲しくなるんだろう 「誰かを愛したこともないくせに」 まるで凪いだ海に落とされた稲妻みたいに 何度も私の真ん中を突き刺すの 今度陽の下で会えたなら私の赤い髪に気付いてね 触ってね、それだけで。 如何して別れ際のキスが欲しくなるんだろう 誰も愛したことがないんだとしても ...
Read moreDetails