Tag: 原田悠里

春待酒

浮世七坂 度胸が命 錦を飾って 泣こうじゃないか ふたり門出の あの日の誓い 我慢の向こうに きっとある 春を信じて 春を信じて 交わすふたりの 契り酒 苦労くの字で 雨風しのぎ 草木は根を張る 枝葉を伸ばす 匙(さじ)を投げるにゃ まだまだ早い 明日の明日は またあした 夢を支えに 夢を支えに 渡る世間の 幾山河 千里万里の 苦節を越えて 差しつ差されつ 飲もうじゃないか 猪口(ちょこ)に浮かべた 桜の花よ あんたと寄り添い どこまでも 春を信じて 春を信じて 交わすふたりの 絆酒

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ノクターン~黎明~

幾年月 追いかけてきた夢は 地平の彼方 今も手招きしてる 年齢なんて 指標に過ぎないのよ 諦めるなら 他の理由にするわ 夜に絆(ほだ)され 雨に身を冷やされて 束の間の木漏れ陽が 喜びだと知るまで 勘違いしていたわ 青春とは 若き日々のことだと 情熱捨てず 恥じらいに流されず 悲しみも抱きしめて 愛せたとき 初めて心で理解するのよ 人生とは湖面に吹く風だと 答えなど 有りはしないと 歩みは進めば進むほど 深く私の中に刻まれゆく事実 それでもやめないわ ...

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