Tag: 沼崎しゅういち

新相馬恋歌

港 出るときゃ 一番船だ 無事を 祈ると 叫ぶ声 おんなのまごころ 惚れたのさ 北の海峡 男の漁場(りょうば) 浜にゃ待っている 恋女房 惚れて いりゃこそ 見るのさ夢を 可愛い お前の 泣きぼくろ 親父仕込みの 名代の船だ 見せてやりたい 勇み肌 相馬松川 男の港 ハァ ァァァア ア アア ア 遥(はる)か 彼方は 相馬の空かよォ ナンダコラヨト 板子(いたご) 一枚 暴れる海で 凍る 両手に 飛沫(しぶき)がかかりゃ 網を巻く手に 唄が出る 相馬港だ 大漁船だ 明日(あす)はお前と 祝い酒

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原町の女~三年目の春に~

お前を 捜して さすらう旅路 ここは みちのく 原町ネオン街 愛しながらも 別れた女よ… 一年過ぎ 二年過ぎ 三年目 やっと 逢えたよ もう二度と 離しはしない 原町の女 儚(はかな)い 命を 隠して笑う そんな おんなの 仕草がいじらしい 倖せ薄い 運命(さだめ)の女よ… 秋から 冬へと 春が来りゃ きっと 倖せ もう一度 耐えて咲きます 紅つばき 気ままな 男で 泣かせてばかり 痩(や)せた 背中を そっと抱きよせる さすらう男の 訪ねた酒場… 一年過ぎ 二年過ぎ 三年目 これから お前を 支えて生きる 愛を尽くして 原町の女

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