Tag: 篭手切江・大典太光世

光の中へ

「……兆し……」 「え……兆し?」 「……俺には似つかわしくない言葉だが……、他に言いようがない。 兄弟から話を聞いた時、まさか俺が、と思いながらも、 もしかしたら……とよぎった」 知らない光がある 外の光とは別の…? 仄暗い蔵の中から 空へ飛び立つ鳥のように 俺も 光の中へ…… 「……光の中へ…?」 「違うのか?すていじに立つということは、そういうことなのだろう」

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