我々贅沢品
反出生の風潮が流れる世 2000年代我々贅沢品 規則的な業務には飽きが来て 不足的事態には飲み込まれ続ける スーパーから姿を消した果物は あの国の戦争の影響らしい 「取り敢えず争いは駄目だよね 私達にはあんま影響ないけどさ」 わかっている でも幼少期に信じていた平和は 「誰も泣いていない瞬間が 1秒でもあるといいな」 生まれた世界恨んだままで変わらない 祈りつつ諦めているんだ 武器を掴んだその手はそうきっと悪手さ 武器を置き差し出す手と握手 いつ出来んだろうよ 描いていた理想は知恵が塞ぎ 2000年代 我々嗜好品 そんな僕らはいつまでも見ないふりをして ...
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