Tag: さだまさし

Tomorrow

辛いニュースばかり聞こえてくるけれど あの頃に逃げ込むのだけはよそう 苦しいことだっていつかは過ぎ去って 向こうから来る希望の名前は「未来」 Tomorrow つば九郎に会いたいな 明るい顔で 「あしたがんばれ」って 言ってくれそうだからね Tomorrow 世の中には多分不幸なしあわせや しあわせな不幸なんてあるじゃない 誰にも明日なんて分からないからね だから面白いんだよね「未来」 Tomorrow お母さんに会いたいな まさかこの歳で 「どうにかなるよ」って 言ってくれそうだからね Tomorrow 何故オヤジに会いたいと思わないのかな 色々叱られそうだからな ...

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知足

夢ばかり見ていた頃は ひとの痛みに気づかない ひとの痛みに気づいたあとは もう夢なんて見られない そんなもののようだ カルフーンのネズミなんて信じないけど 戦はとても終わる気配が無い この頃きみのこと きみのことばかり 考えているんだ 自分だけが愛しい頃は 言葉の痛みに気づかない 言葉の痛みに気づいたあとは もう自分なんて愛せない そんなもののようだ 卑しい言葉で罵る声がする あれはきっと自分に言ってるんだよ 百年後のこの国のこと 未来のことばかり 考えているんだ ...

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神嶺~エベレスト~

言い訳ばかりしているうちに 季節が僕を置き去りにする 緩やかに黄昏れゆく空を ため息色の雲が行く 鳥はエベレストさえ超えて飛ぶのに 僕は自分さえも超えられない 愛が宇宙より大きいというなら 僕は愛できみを埋め尽くしたいんだ 歌が世の中を変えるなんて そんな日はもう二度と来ないだろう ぬるいスープになれてしまえば もう心なんて帰ってこないだろう でも決して諦めたわけじゃ無いんだ いつか届くような歌を書いてやる どこまでも歌い続けることにした 風に吹くなと言っても無理なようにね 鳥はエベレストさえ超えて飛ぶのに 僕は自分さえも超えられない 愛が宇宙より大きいというなら 僕は愛できみを埋め尽くしたいんだ ...

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母標

彼女は息子のために石ころを積み上げて 祭壇を作り赤い花を植えた 昔花畑だったが今は何もなく 墓標がいくつも雨に霞んでいる 三年が過ぎても戦は町から去りもせず 今日もドローンが群れをなして東へ飛ぶ あのひとのキャビアがテーブルにこぼれた頃 町外れで彼女の息子は死んだ 名もない兵士なんてひとりも無いけれど 名もない一人の兵士として消えた アンダンテ・カンタービレが 聞こえていたらしい 戦場は日暮れ間近だったそうだ ひざまずく石の下には何一つないけれど 彼は彼女の祈りの中に棲んでいる 誕生祝いの時計一つ残さなかったけど 彼は母の祈りの中で生きている 彼女は若い頃に子供を授かった 幸せな日が無かったわけじゃない 彼女の好きな ...

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はなむけの詩

今きみと別れ行く峠道に春風が吹く はなむけの詩と祝杯で送ろうじゃないか 花びらを撒いてきみの門出を祝おう きみの背中にしあわせよ降れ 心残りなどここに置いて行け 黄昏は近いが道はまだ続く ひとがきみを忘れても 足跡はきみを忘れない いつものように笑って胸を張れ 負けないで行け 今きみとの思い出が 走馬灯のように駆け抜ける はなむけの詩に一しずく涙を添えて 仲間達と共にきみの門出を祝おう きみの行く手にしあわせよ来い 悔し涙なんてここに捨てて行け たとえ日暮れても道はまだ続く ひとがきみを忘れても 僕だけはきみを忘れない 懐かしい笑顔でいつも振りむけ ...

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生命の樹~Tree of Life~

今きみと別れ行く峠道に春風が吹く はなむけの詩と祝杯で送ろうじゃないか 花びらを撒いてきみの門出を祝おう きみの背中にしあわせよ降れ 心残りなどここに置いて行け 黄昏は近いが道はまだ続く ひとがきみを忘れても 足跡はきみを忘れない いつものように笑って胸を張れ 負けないで行け 今きみとの思い出が 走馬灯のように駆け抜ける はなむけの詩に一しずく涙を添えて 仲間達と共にきみの門出を祝おう きみの行く手にしあわせよ来い 悔し涙なんてここに捨てて行け たとえ日暮れても道はまだ続く ひとがきみを忘れても 僕だけはきみを忘れない 懐かしい笑顔でいつも振りむけ ...

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