Tag: ちゃくら

万人様

「才能のない音楽だ」なんて 馬鹿にするだけのくだらない飲み会 話を合わせてしまったこと 今でも後悔しているんだ 朝六時寝た君の隣で 君の好きなバンドの解散ライブを見た ごめんね、さよなら でも君への愛はずっと本当だったよ 大切を譲ってまで誰かに正解を求めてしまうこと それでも最後に消えたくなるのは いつだって私だ 君が苦しい時だけ私の苦しみも愛せる気がするの 弱さは負けじゃない 言葉を創るから 私は太陽に勝ちたい 血が流れる、それだけじゃない 死にたがり、それだけじゃない 気づいて欲しい心はもっと奥にあるのに 「生きる」に向き合っているだけ 君が苦しい時だけ私の苦しみも愛せる気がするの ...

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劇場と負けヒロイン

「僕達さ、一番愛した人とは上手くいかない同士だね」 私達さ、一番愛した人に変えられたから出会えたのでしょう 私のものになんてならなくてもいいから 誰かのものにもならないでいてね 「ここにいるよ」 「どこにも行かないよ」 死にたがりの二人のお守り いつかこの恋が終わったとしても 私きっとあなたを好きだったこと後悔しないよ 私はあなたを独りにはしない 「昨日見た映画の主人公があなたみたいでさ、少し思い出してしまったよ」 幸せを求めて映画と重ねてしまう生活 あなたの居ない街の私 ここに帰ってくるなら二人の名前は要らなかった 良い加減目を覚ましなよなんてさ あなたのことを知らない人が言う言葉だよ いつかこの恋が終わったとしても 私きっとあなたを好きだったこと後悔しないよ 私が素直な愛を教えてあげるから それでもね、無理をする痛みも感じないほどに、 ...

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ユスリカ

出会ってしまった後の生活は 少しだけ少しだけお酒の量が増えて 知らずにいたかった世界の本当も 少しだけ少しだけ見えてしまった 出会ってしまった後の生活は 少しだけ少しだけ嘘をつくことに慣れて 知らずにいたかった丁度良い会話も 少しだけ少しだけ上手になってしまった 隠して混ぜて歌うように、君の言葉は光り その一言に生かされてる私です… それでも君のためにする無理を笑って欲しいの 「ねえ、私さ、君と二人きりの今死んじゃいたい」 君に振り向いてもらえない私なんて大嫌いだ 君に必要とされない私なんて大嫌いだ 君は私の全てなの ごめんね 君の優しい日本語が好きだよ でもその一言に泣かされてる私です… 季節をなぞるように綺麗に笑う子が 本当の言葉達を貰えてきたのでしょう それでも良かった隣にいられたら良かった ...

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一、人

「私弱いからさ、あなたが覚えてないこともずっとおぼえてるよ」 「私弱いからさ、あなたに縋って生きていきたいな」 漫喫で見た邦画 結末は二人とも知ることはなくて でもそれで良かった それが良かった 私のめんどうな所あなたは「繊細だ」と応えて 私はそのとき今消えてしまいたいと思ったんだ ゆく夏 不純に 故にさよなら 良いことは生きてないと起こらないなんてのは嘘だし ゆく夏 矛盾に 憂いさよなら 綺麗事とか全部腐ればいいのに 「お互いのため」は全部君を守るための言葉でした 「僕は君の存在で満たされるけど、 君は僕に触れてないと泣いてしまうから、」 君は犬みたいだって頭を撫でて 曖昧な感じで なだめて終わって 居酒屋で飲むお酒の味は二人とも分かってなくて でもそれで良かった それが良かった 私のすぐに泣くところあなたは「素直さ」だと答えて 私はその時今消えてしまいたいと思ったんだ ゆく夏 不純に 故にさよなら ...

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どうか

君のことずっと救ってあげたかったな 君のこと全部助けてあげたかったな 君のこと全部許してあげたかったな 私のこと大切にしてくれてなかったな こんなはずじゃなかったな 好きになったもん負けのようだった 君の歌う通りに雪は溶けてネーブルは咲いたままだった ごめんね、まだ君の幸せを願ってる いつも笑ってはぐらかす君の気持ちが今ならわかるよ ごめんね、まだ君の幸せを願ってる どうか 私を 忘れて 君の夢ずっと見守ってあげたかったのにな 私のこともっと目に映して欲しかったな 「君の音楽が全部嘘にしか聞こえなかった」 そうかもね、君が言うなら ヘラヘラすることでしか自分を守れなかった 君を尊敬できなくなってた ごめんね、まだ君の幸せを願ってる いつも笑ってはぐらかす君の気持ちが今ならわかるよ ごめんね、まだ君の幸せを願ってる ...

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