Tag: とみいれな

天使の見た街

光が身体に突き刺さる ここは何処かと顔を上げる 約束された幸福は あの子の言葉で消え去った 空は暗い 雲ひとつないはずの暗闇は 眩しい光に包まれて ここが夜だということを惑わせる 六時間と吐き捨てて 落とした あの子は わたしに何を見せたかったの こころを殺すこと、生命は軽いんだと くだらないんだ馬鹿みたいだな あの子は大切な わたしの幸福を壊して こんなものを見せたかったのか なにが悪いことか分からない なんでわたしがここに居るのか 大切とは何か、涙とはなにか 愛とはなんだったけな まだ、分からないよ ...

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Episode,1

天界から下界に落とされた天使は とある街に舞い降りた 夜だというのにも関わらず、 光で満ちているこの街の名は _天使の見た街_

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Episode,2

その天使は特別だった 力を持って産まれてしまった 生命だとか、愛だとか そんなものは分からなかった そうして約束された幸福は ある日突然終わりを迎える 彼女は天使を許さなかった。 _天使か悪魔か_

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天使か悪魔か

私は知ってる あの子にこころが無いこと 私以外は誰も知らない 私が知ってた あの子のこころの暗い部分は 誰かが言ってた あの子は優しいんだと 誰もが言ってる あの子は“特別”だと ねえ なんで誰も気付いてくれないの 私はあの子に殺されたんだよ ねえ なんで誰もわかってくれないの あの子は私のたからものまで奪ったんだよ 私は知ってた、あの子は危ないんだと だから誰よりも避けて逃げていた あの子の言葉には毒があって 気付かないうちに蝕まれるのよ 誰も気付いては居ないけれど 誰もが容易く引っかかってる あの子はどんな誰よりも ...

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Episode,3

人間だったあの子はわたしが殺した 殺したあの子は天使になって戻ってきたんだ あの子にも宝物があった。 けれどわたしは また、壊してしまった 流した涙に気付いたのは そのときだった _天使のなみだ_

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天使のなみだ

泣いたって気付かれない 叫んだって届かないのに 離してと言った言葉を 目の前で嘲笑う 天使になった 天使になったわたしは 天使のような 天使になりたかったの 守れる人に なりたい 大切なものを抱えて 誰にも触れさせないで 強さを手にしたかった 泣いて泣いても 助けは来ない あの雲のように何もかも覆って 心は殺した 心は要らない 傷付くのは 辞めだ もう傷付くのは辞めだ 流した涙は瓶に溢れた 大切なものすら守れないのか 力のない自分が嫌になってしまって 泣いても泣いても助けはこない あの子の顔を思い出すと 痛む 心は殺した 心は要らない 欲しいのはただひとつ あの子を守りたかったの

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Episode,4

力を持って生まれても 生きるのは辛くて苦しい。 目の前に現れたあの子はわたしの天使だった 優しくて、愚かで、傷つくから いつだって守りたかった。 そして愛されてみたかった。 わたしはあの子に 愛されたかっただけだった。 _Cafune_

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Cafune

何をするにも強がって 大丈夫だと言葉を吐く 本当は強くないのに 他所ばっか気にするんだ 眠った貴方の髪に指をそっととおす 眠った貴方の頬に涙の跡が残ってる 泣いていたのは 貴方の悪い癖 隠した想いは流れてしまうんでしょ 泣いていたのは 優しさのせい どうしても君は言わないんだね わたしの腕の中で眠る貴方は とても儚くて弱くて強い存在だ 貴方を愛おしく想ってる この時間を止めれたらいいのに 貴方を抱き締めてあげるから この腕をすり抜けて居なくならないで 病める時も健やかなる時も どうか、この場所で 泣いていたのは わたしの方だった 隠した想いは溢れて弾けてしまう ...

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嘘 feat.4

もしも時間が戻れば あなたの好きな私に 2人だけの終電前に まぁ、戻るわけもないけど もしもあの日にさ 出逢わなければ 2人だけの時間だったの もう戻らないのに 戻らないのに、もう戻れないのに 泣いて泣いて 滲んだ涙も 全部心の奥に隠して 使い古したアイシャドウも ゴミ箱に放り込んだ あなたの好きな巻き髪も あなたの為に髪を切るの もうやらなくていいから いらないものを捨てよう 痛くて 痛くて 叫んだ夜も 全部「大丈夫」って 笑って 浴びた煙が 目に滲みても ...

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