Tag: みやま健二

男龍

天にもらった 生命(いのち)の恩は 生きて返すが 身のさだめ うしろ振り向きゃ 幾山河(いくさんが) 苦労みちづれ 越えてきた (そうさ) 男なら 男なら つむじ風だよ 龍になれ 人のぬくもり 情けを受けて いくつ涙を 流したか 運をこの手に 掴んだら 離すもんかよ 男なら (そうさ) 舞いあがれ 舞いあがれ 雲を破って 龍になれ 派手な暮らしは わが身に合わぬ 誰が名付けた いぶし銀 俺の人生 道なかば 大志抱(いだ)いて 歩くだけ (そうさ) 男なら 男なら 天空(そら)に轟(とどろ)く 龍になれ

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浪花ちょうちん

無いないづくしが 二人の門出 がまん辛抱の 花が咲き けんちゃん屋台の 法善寺(ほうぜんじ) コツコツ包丁の この音が うれし涙の 路地しぐれ 浪花ちょうちん 夫婦(めおと)のあかり 男のいきざま 女房で決まる 照れて言葉に 出せぬから 水掛不動(みずかけふどう)に 礼参り ニコニコおまえの その笑顔 夜のちまたに 花が咲く 浪花ちょうちん 夫婦のあかり 苦労を互いに 笑って暮らす 夫婦善哉(めおとぜんざい) 石畳 死ぬまで一緒の 法善寺 グツグツ煮込んだ この鍋は ふたり涙の 出汁(だし)の味 浪花ちょうちん 夫婦のあかり

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