四月を数えて
とりどりの色 移ろう夢 変わらぬ温もりをくれる人 こだまする想いを 何度重ね合った僕達は 四月をまた数えて 陽だまりに釣られた花の舞う姿に寂しくなる頃に 幸せのページをめくる 「あなたのため」と笑う君の優しさに触れる度雲は晴れる あとどれほど君と過ごせる? よく君が言う 「幸せになって」と 君が居なければ そこに意味はないのに 目を奪うほど鮮やかなんだ この愛しき日々が ただ君と居たい 形の無い 暖かさに名前を付け合って 甘やかな痛みも 耐え難い喜びも 誰より寄り添って覚えたい 手探りの命 目隠しの祈り 悲しげな顔で言葉を呑む君 どんな季節でも傍に居てくれた どんな気持ちで居てくれた? なぜ息を継ぐ 幸福の水面で ...
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