春、ふるえる
薄ピンクに色づく大通りで賑わう人 立ち止まって空を見ている 僕はうつむき通りすぎる 水たまりに映りこんだ顔 風にゆられて歪む 忘れられない人を思い出している 始まりの季節 置いてけぼりだ 咲き誇る花を見上げて きれい、と ただ思うように ふと笑顔がこぼれるように 君をただ見つめてた 押入れの奥に押しこんだアルバムの埃はらえば 鈍くなったはずの心が 小さくふるえるのです 僕はまだ夢見てる ねぇ いつから大人 いつまで子ども 言わなくてもわかるなんて むずかしくって 進む速度はみんな違う いっせーので回るこの世界 たまに息ができない どうしようもない僕の話を聞いては ...
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