Tag: リーガルリリー

星とそばかすとダイヤモンド

おさない かけない しゃべれなくて そばかすを夜空でなぞって 「きれいだね」って笑いあった おさない頃から許せない そばかすを夜空でなぞって 「きれいだね」って笑ってくれた ダイヤよりも大切な ダイヤよりも透明な 閉じたまつ毛 思い出せば 届かないくらい 光る瞬間はシャボン あなたがくれました 高くのぼって 消えてしまうからシャボン ここにいてよ。ねえ。 キディダイヤモンド キディダイヤモンド 磨いて、磨いて、またたきをぎゅっとにぎった どうしても嫌なひとが どうしても嫌なことが 閉じたまつ毛 落ちた涙 聴こえないくらい 暗いカーテンと窓 ...

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夏のエディ

君のカーディガンの縫い目から 夏のアルペジオが始まった 首筋からなんでもない雫が落ちていく 夏の江ノ電はシュノーケル 冷やしたビールじゃ足りないな あぁ。 君のルーツミュージック聴いて 答えあわせしてた 君のルーツシネマを観て 答えあわせしてた 言葉に出さなくても 分かりあえることがつながっている場所 そこに愛を持ち寄って生きるだけさ 僕ら地球に振り落とされても宙に舞う 宙に舞う 宙に舞う 君はもしかしたら絆創膏貼るのが好きな子供だったんだ。 君のミューズミュージック聴いて 答えあわせしてた 君のミューズシネマを観て 答えあわせしてた 君の前の恋人は僕にきっと似てるのさ 言葉に出さなくても 分かりあえることがつながっている場所 そこに愛を持ち寄って生きるだけさ 僕ら地球に振り回されてもいいからさ いいからさ いいからさ ほんの一瞬だけが 一生になるような ほんの一秒だけが 数時間になるような ほんの一日だけが 一年になるような ...

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me mori

散歩の途中で耳に触った夜風のオーケストラ ふわり ふわり 楽譜通り じゃないほうが優しくて ふわり ふわり 呼吸が軽くなった ガラガラのコンビニエンスストア いつものラッキーストライク おしゃべりなクッキーとウィンクウィンク ぬるめの紅茶で両手温めた このメモリいっぱいいっぱいの日々に 溢れ出す前のメロディ 支えてこぼれないで またすぐに会いたくなってしまうのかな 散歩の途中で口に触った柔らかな解決策 ふわり ふわり セオリー通り じゃないからとても優しくて 君の話が全てだった 何度も夢中になってめくった愛読書ツァラトゥストラ ふわり ふわり メモリいっぱいいっぱいの日々に 溢れ出す前のメロディ 支えておぼれないで またすぐに会いたくなってしまう ...

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海月星

海を漂うように 月にただ酔っていた 舟を漕いでいたのは きみなのか ぼくなのか 海を追い越すように 月はただ降ってきた 舟を漕いでいたのは きみなのか ぼくなのか 唸るような土砂降りの中 きみの声だけ疑った ぼくという名の きみという名の 隔てたガラス 割れた音 何度も何度も打ち寄せてくる波 ぼくら ぼくら 物語の中の絶望の中へ Hello How low? 今日も進むんだね 水面に 揺れる 揺れる きみは 海月星。 Starfish, Starlight. 海を追い越すように 月に触れてみたかったんだ 聞いても答えないでよ 知りたいけれど知りたくないよ 唸るような土砂降りの中 きみの声だけ疑った ぼくという名の きみという名の 隔てたガラス 映る顔 何度も何度も吹き寄せてくる風 ぼくら ぼくら 物語の中の絶望の中へ ...

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ますように

僕は君よりも暇だからさ なんでも合わせられるよ 君の身の回りの大好きなものばかりでできた 僕は君よりも馬鹿だからさ なんども信じられるよ 君の退屈な夢が叶いますように ますように スポットライト 台本にない場所を目指してナビ設定して この車でドライブしたまま 隣にいれますように ますように ますように ますように スピードよ 耐え切れない僕を運んでいってくれ とばすように とばすように とばすように とばすように トンネルの排気ガス靄 消し去ってくれ この駐車場で停めるからさ 何かあったかいもの買って 体温めよう 屈託もない笑顔で 食った気もしないやって 君との退屈がずっとつづきますように 布団に入ったら教えてね バイブレーション 冷え切った空気に ...

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