Tag: 三田りょう

悠久の故郷

悠久の 日出(い)ずる国 風は渡り 花は咲き 夢の高みに 誘(いざな)う小鳥 千の川 万の川 麗(うるわ)しき わが島を 永久(とわ)に包まん 生命のように 唄え 唄えよ 溢れる泉に 眠れ 眠れよ 哀しみは胸深く 悠久の 日出ずる国 われも又 歩まん 詩(うた)を詠(よ)む いにしえびと 胸に響く 言(こと)の葉(は)に 熱き想いが 今蘇る ひとの愛 ひとの恩 ゆるやかに 時は流れ 永久(とわ)に栄えん 祈りのように 唄え 唄えよ 光の恵みに 眠れ 眠れよ 哀しみは胸深く 悠久の 日出ずる国 われも又 歩まん ...

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気がつけばそこに友がいる ~三線バージョン~

春風受けて ほろ酔いながら 行き場のない力に嘆き 流星消えて 雲が流れて また始めよう 旅立ちの朝 泣いてるんだろう 泣いているんだろう 孤独に脅え 涙隠して 聞こえるんだろう 聞こえてるんだろう 誰かのあたたかい唄が いつでも 迷う時には 気がつけばそこに友がいる あの日見たのは 夢というのか ひび割れた絶望の隙間 価値もわからず 青春なんて ただ不器用な世間知らずと 泣いてるんだろう 泣いているんだろう 曇天続き ため息ばかり 呼んでるんだろう 呼んでいるんだろう 穏やかじゃない強い風を 信じる ただそれだけで 気がつけばそこに友がいる 泣いてるんだろう 泣いているんだろう 孤独に脅え 涙隠して 聞こえるんだろう 聞こえてるんだろう 誰かのあたたかい唄が いつでも 迷う時には 気がつけばそこに友がいる 信じる ただそれだけで 気がつけばそこに友がいる

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多摩の四季

名残り雪 消えないままに 梅は咲く 平将門(たいらのまさかど) 手植(てう)えの梅は 青梅(おうめ)の里の 名を今に あゝ金剛寺(こんごうじ) 枝垂桜(しだれざくら)の 蕾(つぼみ)くれない ゆく春に 多摩の川沿い 芽吹き初(そ)め 瑠璃(るり)の流れは はやし射山渓(しゃざんけい) 仰(あお)ぎ見やれば 霧はれて あゝ御岳山(みたけさん) 連(つら)なる頂(いただき) 燃え立つみどり 谷深く 岸壁せまる 鳩の巣の かすみの底に 瀬音(せおと)はひゞく 白百合ゆれる 数馬侠(かずまきょう) あゝ愛宕山(あたごやま) 松風ふけば 湖波(こなみ)も碧(あお)し わく雲の たゆとうなかに 見え隠れ ...

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