Tag: 三門忠司

大阪雨情

浪花しぐれか わかれの雨か こころ濡らして なおやまぬ そうよいいのよ あんたが良けりゃ 我慢しんぼの 戎橋(えびすばし) 他人(ひと)のものでも その腕で 抱いてください このわたし 赤いネオンを 浮かべて踊る 川は流れて どこへ行く そうよいいのよ わたしは待つわ 渡りきれない 淀屋橋 浮き名 移り気 ろくでなし 待てばおんなの 恋やつれ ほつれかかった いたずら髪を 風がみだして 過ぎてゆく そうよいいのよ 流されたって 夢がほほえむ 天満橋(てんまばし) 憎さいとしさ ないまぜに 戻っておいでよ この胸に

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人生劇場

やると思えば どこまでやるさ それが男の 魂(たましい)じゃないか 義理がすたれば この世はやみだ なまじとめるな 夜の雨 あんな女に 未練はないが なぜか涙が 流れてならぬ 男ごころは 男でなけりゃ わかるものかと あきらめた 時世時節(ときよじせつ)は 変ろとままよ 吉良(きら)の仁吉は 男じゃないか おれも生きたや 仁吉のように 義理と人情の この世界

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