黎明の残照の果て、新しき光の空へ
胸を穿(うが)つ光陰の矢に滲む その緋色の花は 咲き誇らせたいと 願った日々を 映す鏡の様 水面の揺らいだ波紋に写し取っても 月の光は胸も揺らし続ける まぼろしも抱きしめ まほろばを求めて 十六夜(いざよい)の迷いを断つ 望月(もちづき)の 円(まどか)なる輝きの影 数多もの星 その身を焦がす 黎明(れいめい)の残照(ざんしょう)の向こうに 新しき光が瞬く 不退転(ふたいてん)の意思で 果てしなき闇へと踏み出していこう 円(えん)を成す暦を超え 得た縁の成す羅紋を纏って ...
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