Tag: 可愛ゆみ

凍月

波がちぎれる 北の海峡 あなたを 捨てた… 迷い旅です ぬるいお酒に 未練沈めて 命 涙で繋ぎます 咲いて散らせて 悔いて焦がれて 運命(さだめ)逆巻く 泣けば 泣けば夜空には あー 凍月(いてづき) 意地を通せば 奪いたくなる 女の 性(さが)は… 哀しすぎます 川の早瀬を 渡る恋など そんな 強さもない私 なんで今さら なんで今さら あなた逢いたい 胸に 胸に突き刺さる あー 凍月 白い吐息に 風がまみれて 冬の海峡 凍えます 肌が心が 愛が躰が あなた恋しい 泣いて 泣いて彷徨えば あー 凍月

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カタバミの花

カタバミの花が 咲いてます けなげな優しさ 母のよう 軒先 風鈴 風に揺れ あなたの笑顔ふと 思い出す ごめんねも言わぬまま 連絡もしないまま 人は何故 愛(いと)しさに こんな意地を張るのでしょ かあさん今日も あなたがいるから 私は強く 生きられる カタバミの花は 知らぬ間に 踏まれてしまうと 嘆く母 小さな草花 それさえも 命の尊さを 知りました ありがとう言えぬまま 歳をまた重ねます 人生は 駆け足で 通り過ぎてゆくけれど かあさんみたい 私もいつかは 倖せだよと 笑うから ごめんねも言わぬまま 連絡もしないまま 人は何故 愛しさに こんな意地を張るのでしょ かあさん今日も あなたがいるから 私は強く 生きられる

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