Tag: 大石まどか

待ちわびて

日暮れ 五月雨 宵化粧 おんな ひとりの やるせなさ 徒な浮世の 流行り歌 行くひと 來るひと 來ないひと 待ちわびて 待ちわびて 二年二か月 待ちわびて 逢いに行きたい 行かれない あのひと 遥かな 旅の空 生きているやら あぁ いないやら 宵の 梅雨空 おぼろ月 お酒 飲んでも 気は晴れぬ 徒な浮世の 戯れうたか 愛しい 恋しい 憎らしい 待ちわびて 待ちわびて 寒い ひとり寝 慣れたけど 心の糸が 切れそうで 辛くなるのよ 長い夜 眠れないやら あぁ 眠いやら 待ちわびて 待ちわびて 二年二か月 待ちわびて ...

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身代わり心中

好いちゃならない義理ある女(ひと)に 惚れて故郷を追われたあんた つらい世間になぶられながら この世をすねた女があたし あゝ寒さしのぎに抱かれたけれど あんたのその瞳(め)にほだされて 馬鹿を承知の身代わり心中 引き受けました! 引き受けました!! 雪の宿 昨日の晩まであんたとあたし あかの他人の男と女 つらい世間に愛想が尽きて この世の向こう恋の道行き あゝお人よしにもほどがあるけど あんたのその瞳(め)にほだされて 馬鹿を承知の身代わり心中 引き受けました! 引き受けました!! 幻(ゆめ)吹雪 あゝお人よしにもほどがあるけど あんたの一途にほだされた 生きてみようよ 小春日道中 手に手を取って! 手に手を取って!! 雪の道

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