Tag: 山内惠介

闇にご用心

夜目遠目笠の内… ちょいとちょいといま何を見たんです? 誰がいたんです?こっちを向いていた? そいつぁ粗方気の所為了見違い夏が起こした精々憧憬 振り返ろうか引き返そうかいいえここはお行きなさい 背後で光っているのはさて丸い目ん玉?青い火の玉? 野次馬根性火の粉が降るぞ魔の手引くのは下衆ばかり 毎度毎度じゃ何を見たとて誰しもが皆段々飽いていく より刺激の多い種へ誘われ欲がもっと膿んで浮腫むぜ 深追いしようか詰め寄ろうか思うがままお遣りなさい 音もなく揺れ動く緋い影ありゃ八掛?或いは彼岸花? おや は こりゃこりゃ は はーあー は そりゃ おや は こりゃこりゃ 装いは良いゝ中身はどろゝ 考え直そうか居直ろうかどこへまでも堕ちましょうか 奥底で笑っている顔をほらご覧何とも明け透けに白い

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糸島富士

幼い頃から いつでも俺の 傍(そば)ですべてを 見てた山 石につまずき 転んだ時は 泣くんじゃないぞ 立ち上がれ… 音なき声で 勇気をくれた 大事な俺の 糸島富士よ 糸島富士(かやさん)背中に 海沿い走る 各駅停車の 筑肥(ちくひ)線 未来(あす)を目指して 都会へ向かう 不安が胸に よぎる俺… しっかりしろと 叱ってくれた 見ていておくれ 糸島富士よ 故郷(ふるさと)遥(はる)かに 離れた街で 共に生きてて くれる山 はばむ行く手に 二人で挑(いど)む おまえが俺の よりどころ… でっかい夢に たどり着くまで 一緒に行くぞ 糸島富士よ

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最後の嘘

僕が寝たふりしてる25時 つま先立ててベッドを出てゆく キレイな笑顔のまま そっと 息をするように嘘つけるひと Lies 信じたくない Lies 偽りだとは やさしい横顔 ずっと好きでいさせて ミステリー 君の嘘を トラジェディ 僕はいつも テリトリー 超えられない ラ・ラ・ライ・ライ だから そのまま このまま 君がまたひとつ嘘をついた 胸が締めつけられて痛くなる たまには嘘で返したいのに 見つめられて許してしまう僕 Lies 会うのはこれで Lies 終わりにしよう おろかな僕には ほかに術はないから ミステリー 君の愛は トラジェディ まやかしだね ...

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舟唄

お酒はぬるめの 燗(かん)がいい 肴(さかな)はあぶった イカでいい 女は無口な ひとがいい 灯りはぼんやり 灯(とも)りゃいい しみじみ飲めば しみじみと 想い出だけが 行き過ぎる 涙がポロリと こぼれたら 歌いだすのさ 舟唄を 沖の鴎に深酒させてョ いとしあの娘とョ 朝寝する ダンチョネ 店には飾りがないがいい 窓から港が 見えりゃいい はやりの歌など なくていい 時々霧笛が 鳴ればいい ほろほろ飲めば ほろほろと 心がすすり 泣いている あの頃あの娘を 思ったら 歌いだすのさ 舟唄を ぽつぽつ飲めば ぽつぽつと 未練が胸に 舞い戻る ...

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