Tag: 山姥切長義

刻まれた名前

トン…カン… トン…カンカン… トン…カン… トン…カンカン… 刻まれたのは名前 刻印(しるし) いつ どこで 誰の手で 生み出された いつ どこを 誰の手を 渡り歩いた 我が鋒(きっさき)が 触れたもの 我が刃(やいば)で 斬ったもの 我が茎(なかご)に 記された その銘が 証跡(あかし)

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鼓膜の奥

声が鋭く 鼓膜の奥 振動して行くだけじゃ無く 答えようのない問いかけが今 宙に舞って霞へ消えて行く ああ いつになれば本当のこと 心を曝け出して言うかな 張り詰めた空気には雨が降り 望まれていないのに花が咲く ああ これから何回も巡って 心を駄目にして行くから ねえ どうしようこんな夜に ねえ どうだろうこんな姿 また晒されてしまえば 楽になるかな 声が鋭く 鼓膜の奥 振動して行くだけじゃ無く 心の底まで響き回り出し 思考を乱して行く 舞い込んだから 純白のまま 考えが収束して行くなら ...

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