Tag: 山川豊

兄貴

ガキの頃から 兄貴の背中 今日まで追いかけ 人生半ば 夢のしっぽを ふたりでつかみ ここまでどうにか 歩いてこれた 無口な酒と 静かな酒と 話すことなど 少ないけれど 少し遠くで 少し近くで 兄貴よ 兄貴よ 自分を大事にしろよ やんちゃ坊主の 兄貴が好きで 男の生き様 風切る肩は 潮のにおいを 拭き取りもせず 心は故郷 体は都会 照れ屋の酒と はにかむ酒と 「それじゃまたな」と 別れるけれど 少し遠くで 少し近くで 兄貴よ 兄貴よ 背中が小さくなったぜ 無口な酒と 静かな酒と 話すことなど 少ないけれど 少し遠くで 少し近くで 兄貴よ 兄貴よ 自分を大事にしろよ

Read moreDetails

別れのしぐれ宿

名残り惜しむよな 雨音聞いて 別れの杯(さかずき) 交わす夜 心はあなたの ものですと うるんだ瞳を 忘れはしない ありがとう ごめんな…幸せやれずに 詫びてせつない あぁ しぐれ宿 これが私には 最後の恋と つぶやく女の いじらしさ なんにも言えずに 抱きよせる 一緒になれない ふたりの運命(さだめ) ありがとう ごめんな…幸せやれずに 詫びてせつない あぁ しぐれ宿 明日(あす)は別れゆく つらさを隠し ぬくもり分け合う 夢一夜(ひとよ) どんなに命を 燃やしても 夜明けに消えゆく 儚(はかな)い恋よ ありがとう ごめんな…幸せやれずに 詫びてせつない あぁ しぐれ宿

Read moreDetails