Tag: 幾田りら

恋風

いつかの恋の後遺症で 踏み出せなくなってしまっていた たまに疼いて痛くって 臆病になる そんな僕には 眩しいくらいに 真っ直ぐな瞳で 君は見つめてくれた 止まっていた針が動き出す ふわり 空いた心にそっと 舞い込んだ そよ風のようだ まるで このまま揺さぶられていたいな もういっそ連れて行って 遠くまで 溢れ落ちた 木の葉のように 僕の心も君へと ...

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DREAMER

簡単には手放せない 差し伸べられたあのメロディー 涙と一緒に溢れた 私にはこれしかないんだと 痛いほどに 口ずさんだ子守唄に 幼き日の夢が蘇る 探していたものはこんなに近くで 呼びかけるように瞬いてた 両手で強く押さえ込んだって 負けじと跳ね返すようにほら ほとばしる熱は止まらない だから歌ってきた また気付けば鳴らしてしまうから 声が枯れ果てるその時まで 飽きるほど腐るほど この心掴んで揺さぶり離さないもの 口にできず塞いだ思い 救ったのはあなただから 飾りものは持たずに行こう ...

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百花繚乱

ゆらゆらり はらはらり 色とりどり 乱れ咲き 花の街思い出す この空から ひょんな出来事から やってきたこの場所は 遥か遠くにあった 煌びやかな舞台 ハっとするほど 鮮やかな世界があるんだと知った あなたの無理難題に 応えていくその度に あっと言わせるような 奇想天外な答え合わせで 辿り着いたその先に 新しい景色が待っているんだ 摩訶不思議なミステリー 次から次に起こるたび ...

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Sign

どうして 崩れてしまうまで 心を嘘で誤魔化してたの なみなみのグラス 今にもあふれる 最後のきっかけは些細なこと そうあっけないくらいに なだらかに堕ちていく もう隠せない 見て見ぬふりしていること 本当はわかっていたはずだよ どこへ向かう? どこへ帰る? 透明なわたしを 誰も見つけられない 夕暮れ時ホーム 人足は増えていく 泣いてしまった こんなところで いつもの自分でいられず ...

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