Tag: 朝4時

ひとりごと

日に焼けた壁の跡 カーテンを閉めれば無縁になるのはわかってる 外に出た途端強くなる雨 「もう神様も僕のこと嫌ってるのかな」 受けた傷は塞ぎたくても、消えたりはしないよ 知らないふりして幸せそうにするのも 僕らの癖だったね 君の名前をもう一度呼べるのなら もう君の前で泣いたりしないから 「聞いて、不器用な僕の言葉を」 隠した気持ちがまた目から出る前に 何度も僕を撫でるやさしい風 君のやわらかい手に似ていた 白い息も君といればぬくもりのかたちに変わっていた 染みる傷は守りたくても、滲んで広がっていくよ 気づかないふりして幸せごっこするのも 僕は嫌じゃなかったよ 君の名前をもう一度呼べるのなら 下向きな感情も隠して強いふりをするから 不器用な僕の気持ちを聞いて ...

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東京

気づけばふたりだけ 交わした約束も守れないまま 愛無い交わりはくだらない 歪みが進む世界で好き勝手しよう 今更、断ったって思いあったって遅いんだって 変わらない状況に 身を任せる その手で押して閉じ込めて 僕のことを捕まえてみて 酔い回る夜空 ひとりぼっちはいや 独りぼっちはいや 気づけばひとりきり ぽっかり空いた穴も塞げないまま ぽけっとには最後の思い出と 開ききった目に映るのはふたつの孤独 いかれた脳みそに休む暇なんていらない 使えなくなるまで飲み倒して 目覚めは最悪 歪んで見えるいつもの東京 お前のせいだ なんて慣れてない言葉を放つ口 そんなもの捨ててしまえよ ...

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