Tag: 木花天乃

ずるいひと

ずるいのね…あなた 昔の事を 根掘り葉掘りと 聞くなんて 女ですもの 人並みに 恋の一つや 二つはネ でもね でもね 今はあなた… あなただけのもの あなただけのもの ずるいのね…あなた 自分の事は のらりくらりと ごまかして 男ですもの それなりに 恋もしたでしょ 浮気もネ でもね でもね 今はわたし… わたしだけのもの わたしだけのもの ずるいのね…あなた 本当の事は なんだかんだと 言い逃れ 一度くらいは 夢を見て 結ぶ縁(えにし)が 欲しいけど でもね でもね 今はこれで… これでいいかもネ これでいいかもネ

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月の円舞曲(ロンド)

焦がれて熱い女のように 満ちて行きます青い月 二年(ふたとせ)の一人寝の 部屋に真っ赤なバラを挿(さ)し ルージュで描く恋心 ああーあなたはどこに 思い届かぬ十三夜 南の島に生まれた女 好きになったら命がけ 春が来て冬が来る 胸に小さな灯を点(とも)し 古い女と言われても ああーあなたを待って 思い溢れる満月よ 帰ってくるとその一言に 女心は夢を見る 浴衣着て手をつなぎ 踊る幸せ夏祭り あれは帰らぬ幻か ああーあなたを呼べば ...

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忘れないで~笹子トンネル~

雲は流れる 青空を 雲道(みち)をつくって ふるさとへ 笹子トンネル 中央道の そばでいとしい 家族がねむる 忘れないで… あの日あの時 永久(とわ)に還(かえ)らぬ 命のともしび…九(ここの)つ 目には見えない 風に乗り 会いにくるのと 道の駅 笹子トンネル 野山を越えて 春のさくらに 紅葉(もみじ)の峠 忘れないで… あの日あの時 今も笑顔が ひまわり畑に…九つ 千の夜風に姿かえ きょうも旅する 天の川 笹子トンネル 夜空を飾る 星は花園 やすらぎの家 忘れないで… あの日あの時 永久に輝く 命のともしび…九つ

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