言葉なき対話
鈍く 鋭く 輝き 生と死の狭間 照らす 貴(たか)く 尊(とうと)く 輝き 悠久の時代(とき)を 渡る 戦うための姿形(かたち) 命断つための造形(かたち) この目を奪い 心を乱すほどの 美しさよ 暫(しば)し 希(こいねが)う 言葉なき対話 「お前様をお預かりしてから…もう三遍目の夏が間もなく終わります。 ついぞ小田原を落とし、関白殿下が名実ともに天下人とならはりました。 …天下一の霊刀がここで、 鬼門の御護りとしてのお力を発揮しておられるからでしょうな」 御刀(おかたな)の言の葉 神なるものの言葉 叶うなら もう一度 この耳で…
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