Tag: 梟note

コトゴコロ

これからのこととか どうでも良くなって 初めからいなくなっちゃえばなんて思ったの ぼやけたアタシの声は埋もれていくばっかで 届かない今 終わっちゃいそうで止まってしまったんだ 思い出は苦く深く 落ちていく 目に映る景色は滲むばかり 強く結ばれたこの痛みを解いて 生まれ変われるのなら今すぐ! 簡単じゃない心は アタシだけのもの 疲れちゃうけど 愛していたいの そうやって強くなっても 誰にも分かんなくて 特別なアタシを 解き明かしてよ どうか! 憧れも理想も どうでも良くなって 押さえつけた無価値な気持ちが募ってしまうの ...

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烏瓜

「ドラマチックな僕でいたいんだ」 余すとこなく 当たり前の明日を過ごすため また嘘をついた ペダンチックな僕でいたいけど 不甲斐ないね 本当の声をずっと伝えたい 閉じこもった僕を連れ出してよ 次はもっと上手く咲かせるから なんてお門違い 闇に照らされて美しくなるもの その枯れ果てた部屋で幸せに気づいたの? 散らかった心もあの花のように 綺麗に隠していたいな 独り 輝かせて 少しだけでいい 甘やかして 朝まで 強く咲いて わざとらしい優しさも 不埒な香りにつられて 今だけは全て許しちゃいそうね 食らいついて過ごした時間が ...

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正偽

また今日も始まった しがみついて生き抜いた舞台だ 今度こそはと我を奮い立たせて お決まりの茶番ぶっ飛ばした! あぁそんなもんか、そんなとこかって 奥の手を隠して笑ってる 本当の姿を今教えてやるぜ 油断してばっか そんじゃバイバイ! 嫌々になってまたどっか飛んでった ズタボロになって もどかしい世界だけを恨んでいた もう嫌々になってまたどっか飛んでった 一体どうなっちまうんだって 救いようのない人の声を避けて塞いでいたい! ため息が増えて仕方がないそんな僕の人生は 正当化する正義に縋っていくほど お粗末な物じゃない 世間と相反した除け者は 怪物を見るような目をしていたんだ ...

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君の背中

足を止めてふと振り返ると 少し頭下げた君がいた 不思議な呪文にかけられたようで 心の奥を全て見抜かれた 笑いもせず怒りもしない君は 僕のずっと止まった時間を動かしていく 抱きしめた思い出が ひとつずつ溢れてくる 走り抜けて探し続けた景色 ふと浮かんだ懐かしの場所へ 止まる訳もなく追いかけた 素敵なあの日の2人と 明日への期待を願って まだ隠した僕の気持ちを あと少しで見せられるのに 不恰好で不器用で伝えられないまま また振り出しに あの日の大きな背中が 初めて勇気をくれたんだ 次は本当の僕が ...

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Brave one

あぁ、また今日も 怯えて息を潜めて 終わるまでじっと見つめている 定めた誓いも意思もない ただ真っ直ぐに生きてきただけ この鋭さと大きな身体でも 何も出来やしないそんな僕だから(気づいてよ) 贄に捧ぐ命も 抱きしめるほど僕は優しいんだって ずっと眠りについた静かな勇気が やっと芽吹いて動き出したんだ 泣きたいくらい いつも震えていた 思い込みで強くもなれないし だから「逃げ出したい!」が募っていく でもそれじゃいつまでも変われないな 自分ばっかでずっと生きてきた 臆病なまま過ごすつもりだった でもこの日々を見ていたいから、居たいから 守り抜くって決めたんだ あぁ、また今日も ...

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