Tag: 椎名佐千子

よされ女節

津軽 生まれのヨ じょっぱり気質(かたぎ) 一度惚れたらヨ 死ぬまで尽くす 背中(せな)に背負(しょ)ってる 雀が跳ねりゃ 燃える黒石 夏の宵 よされよされとヨ 踊ろうじゃないか 便り途絶えて もう二年 よされよされとヨ 待ってる男(ひと)がいる 津軽 黒石ヨ 稲穂も揺れる 揃い浴衣でヨ 下駄かき鳴らす 意地を張っても 東京暮らし すき間風吹く 夜もあろう よされよされとヨ 爺さまが叩く 三味のバチの音(ね) 聞こえるか よされよされとヨ 待ってる男(ひと)がいる ひとり踏ん張る あんたの夢が いつか叶って 帰るまで よされよされとヨ 踊ろうじゃないか 胸を焦がして 夏が往く よされよされとヨ 待ってる男(ひと)がいる

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恋に焦がれて 甲州街道

ここは新宿 煌(きら)めくネオン 誰でもホントは 寂しくて 愛に彷徨(さまよ)う 旅人ね 涙ぽろぽろ ぽろぽろ涙 ちょっと借してよ その肩を 酔って甘えて 忘れたい Ah恋に焦がれて こここ甲州街道 千歳烏山 環八越えたら 道ゆく誰もが 優しげで 不意に逢いたく なる夜更け 涙ぽろぽろ ぽろぽろ涙 ちょっと聞いてよ 胸の内 酔って忘れた フリしても Ah恋に焦がれた こここ甲州街道 涙ぽろぽろ ぽろぽろ涙 ちょっと調布の 百店街 酔って騒いで 夜が更ける Ah恋に焦がれて こここ甲州街道 こここ甲州街道

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冬来たりなば 春遠からじ

駅までの道 遠まわりして 道端に咲く 花に足をとめた 今はツラくて 先も見えないけれど 芽生えた胸の 蕾(つぼみ) 暖めていよう 街はどんより なまり色 向かい風でも 前を向いて 冬来たりなば 春遠からじ いつか笑って 話せる時が来るから 今いる場所で 今歩きだそう 何とかなるさと 思えば心軽くなるでしょ 季節ごとに 咲く時を知る 花のいのちの 健気さのように 出会えた人の あの笑顔 信じる人と 共に行こう 冬来たりなば 春遠からじ アスファルトのすき間に 咲いてる花の強さで 今ここにいて 今ここで咲く ひとりじゃないさと 思えば心軽くなるでしょ 誰かの心の 片隅でもいい 春を呼ぶよな 花でありたい ...

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