Tag: 瀬口侑希

幸せに遠い岬

海鳴りに 山背の風音(かざおと)交じっています 漁火を 見つめる心が凍えています 海にこの身を 沈めたら 愛の傷あと 消えますか ああ さいはての宿は 幸せに一番遠い 岬のはずれです 誰かしら 昔の恋唄うたっています 同じよに 理由(わけ)ある女が泊っています 酔って愚痴など 言い合えば 痛み半分 取れますか ああ さいはての宿は 幸せに一番遠い 岬のはずれです 眠れずに 海辺で夜明けを迎えています 砂山に 貴方の想い出埋めています 過去を波涛(しぶき)で 洗ったら 明日の航路(ゆくえ)が 見えますか ああ さいはての宿は 幸せに一番遠い 岬のはずれです

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あした川

心はとうに 夫婦(めおと)なものを なんで世間は 引き裂くの あなたとふたり 手探りで 運命(さだめ)に逆らい 棹をさす ぎっちら ぎっちら 夢の中 灯りを探す あした川 どんなに清く 流れる水も 渦を巻いたら 濁ります しっかり胸に 抱いていて 初めてゆるした 夜のように ぎっちら ぎっちら 揺れながら 灯りを探す あした川 浮き世の道を こぼれた恋は 今日を生きてく 道はない この世の果ての つぎの世に 添えるその日が あるのなら ぎっちら ぎっちら 身を寄せて 灯りを探す あした川

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