Tag: 犬塚ヒカリ

橋向こうの家

淋しかったら いつでも 来てね 私と いっしょなら あんたは幸せ まずい酒しかないよ 陽当りも悪いよ でも 淋しかったら おいで 八つ当りでもすりゃ 気分も晴れるわ ガブ飲みはだめよ おしゃくをするわ 空かんの灰皿 うるさい電車の音 そう こんな部屋だけど 又ね 身の上話は 聞かない約束 私が いくつでも かまわないこと うすい布団の上で お国自慢でもしてよ ほら たばこの煙も 踊るわ 私は いつでも ここに居るから 昼でも 夜でも ここに居るから あの橋を渡り 川沿いの この家 ねえ 淋しかったら おいで 淋しかったら 来てね

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「いちご白書」をもう一度

いつか君と行った映画がまた来る 授業を抜け出して二人で出かけた 哀しい場面では涙ぐんでた 素直な横顔が今も恋しい 雨に破れかけた街角のポスターに 過ぎ去った昔が鮮やかによみがえる 君もみるだろうか「いちご白書」を 二人だけのメモリィー どこかでもう一度 僕は無精ヒゲと髪をのばして 学生集会へも時々出かけた 就職が決って髪を切ってきた時 もう若くないさと 君に言い訳したね 君もみるだろうか「いちご白書」を 二人だけのメモリィー どこかでもう一度 二人だけのメモリィー どこかでもう一度

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昨日への手紙

窓の外は 夜明け前の 息をひそめた 静けさの中で やがて始まる 明日のために かすかな光を 受けとめている どれ程 昨日にすばらしい思い出が あれていようと 朝がくれば ひとはいつも 生きる中で 新しい友と愛を 求めてゆく 昨日 あなたの愛に身をゆだねた しあわせな時が すべてを満たす 窓の外の まぶしい朝に 昨日への別れの言葉が 言える

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帰らざる日々

最後の電話を握りしめて 何も話せずただじっと 貴方の声を聞けば何もいらない いのちを飲みほして目を閉じる Bye,Bye,Bye 私の貴方 Bye,Bye,Bye 私の心 Bye,Bye,Bye 私の命 Bye,Bye,Bye,Bye my love 何か話さなきゃいけないわ わかっているけれど 目の前を楽しい日々が ぐるぐるまわるだけ Bye,Bye,Bye 私の貴方 Bye,Bye,Bye 私の心 Bye,Bye,Bye 私の命 Bye,Bye,Bye,Bye my love ...

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オリビアを聴きながら

お気に入りの唄 一人聴いてみるの オリビアは淋しい心 なぐさめてくれるから ジャスミン茶は 眠り誘う薬 私らしく一日を 終えたい こんな夜 出逢った頃は こんな日が 来るとは思わずにいた Making good things better いいえ すんだこと 時を重ねただけ 疲れ果てたあなた 私の幻を愛したの 眠れぬ夜は 星を数えてみる 光の糸をたどれば 浮かぶあなたの顔 誕生日には カトレアを忘れない 優しい人だったみたい けれどおしまい 夜更けの電話 あなたでしょ 話すことなど 何もない Making good ...

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GOOD LUCK SUMMER

待ち望んでた季節の香り 走り出した海の方へ 坂の陽炎 コンビニのパン 効き過ぎる車内の冷房が熱を奪った 二人でよく聴くあのナンバー いつもよりわざと大きめに あなたとの距離はまだ遠い 夕暮れになるより前には 夏の思い出に 心がぎゅっとなる瞬間を 覚えていたいんだ good luck 世界切望の未来を あなたの笑顔はあの太陽のように眩しくて 言葉が詰まるよ ああ、夏だな 潮風運ぶ少しの期待 手を伸ばせば届きそうで 煌めく水面 はしゃぐ横顔 生ぬるい海辺を二人並んで歩いた どこまでも続く晴天が ...

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踊る蝉

胸が踊るのは気の所為ですから 口ずさんでるのはわざとですから 決して決して貴方の所為ではないから 勘違いも程々にしてよ? 私には叶えられぬ貴方との未来 好きや大好きでは片付けないわ この出会い 嗚呼暑いから頭おかしくなっちゃったかな いや元々おかしいらしいけど 残命の短さ語る蝉時雨は 貴方に期待する私を笑うのね 早く会いたいのは暑い所為ですから クーラー効いた部屋に入りたいだけだから 決して決して貴方の所為ではないから 会ったら優しくしないでよ? あなたには伝えられない複雑な想い 良い悪いとかでは決められないわ この出会い 嗚呼暑いから頭おかしくなっちゃったかな いや元々おかしいらしいけど 残命の短さ語る蝉時雨は 貴方に期待する私を笑うのね ...

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