Tag: 百円音盤

Bye&Luck

夜行バスは湿気た朝へと辿り着いた 始まりと終わりの混じる匂いで 題名のない決心を いつも落ち着かない妄想を 君が捨ててしまうなら 僕を許さない 青春映画みたいに もう止まれないスピードで 恋愛映画みたいに 街のどっかで抱きしめて さよならがいいや このバイバイじゃいつも通り 直ぐに会えてしまうようで これは遠い昔のこと 旅立つ前の夜のこと 思い出すの 愛想の無い愛情も 胸にまとまらない感情も 君が見せてくれたこと 僕は忘れない ...

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初恋の殻

あの子が初めて吊革に届いた頃 誰かがこの街を出て行きたかった頃 天井の向こうのパノラマの妄想を 君にだけ見せてしまうの 放課後の小さな部屋の中 あれは恋愛のすべて 僕らはまだ桃色と水色を 混ぜ合わせたような夢の中へ 忘れないで 微睡みが醒める前 きっと触れていた君の体温を あなたに言われて初めて気付いたこと あなたに知られたくないバツの悪いこと 手のひらの上に手のひらが置かれたら 何もかも消えてしまうよ 放課後の小さな部屋の中 それは恋愛のすべて 僕らはまたわからないフリをして なりたいところだけ大人になるの 終わらないで 思い出に変わるまで 息苦しいままで悪くない日々よ ...

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Asian Boy

おとぎであっても宵かがり 時代巡ればレトロ増えるばかり いっそ裸で過ごそうなんて 飾りやおまけは欲しくない さらば弱気が手癖の卓の向こう なんせ、いつでも新しく見えれば今日 Asian Boy 止まらないで あたしを連れ去って Asian Boy 満たさないで 時代ごとさらって Asian Boy 閉ざさないで 今すぐに飛び出してみて Baby あの手この手で刺激ばかり 10秒で伝わるような物語なんて 泣いてみせてよ、先生。 万葉の花から隼と ...

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ピアスの月

透明な泡が揺れて ベランダに触れて消えた 物語が終われないまま 真面目にも飽きてきて 左耳二つ開けた 夢で見た絵描きのように 躊躇いも冷たさも綺麗なモノで抱きしめて 切なさも喜びも斑な夜は満月のせい 言い訳を破り捨てて 飛び出してみればいいの 夢を見る少女のように 羽ばたきを願うならあなたの声で響かせて 愛されて生きてきて身体の全部に流れてる 躊躇いも冷たさも綺麗なモノで抱きしめて 切なさも喜びも斑な夜は満月のせい

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Heriotrope

指で描いた憧れはあやふやで 生温い風に飛び乗ってしまうの 水溜まり踏み込んだ真っ白な靴はもう 底が擦り減ってしまった 醒めない 醒めない 醒めない夢の中 今もまだ屋上で響いてる16時30分の胸騒ぎ 世界は何処に在る 僕らまだ明日が何度も来るような 気がしたまま夢見ようね 何もかも此処にある 手のひらで触れたら 悲しみも明けてゆく 世界が始まる 日めくりで借りてきた言葉では 今はもう動けなくなってしまった ポケットに小さな自信だけ連れてきて 気付けば夕暮れになってしまった 枯れない 枯れない 枯れない想像が 花のように光に手を伸ばし ぼやけた時代を染めてゆく ...

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CHARMING

狭い歩幅で探り合ってハートを辿って 古いアニメの歌で火灯してゆくの 瞼の色に合わせたスカートが靡く間 君が弾ける言葉を探していたんだ どんなあたしがいい 何も知らないで もう終電なんていらない 青くて赤いピンクの帰り道 まるで今夜は 東京のあの隅っこの映画みたいな 群青を詠んで フィルムに焼き付いた 恥ずかしい言葉を抱きしめ合う ぐしゃぐしゃになった レシートに差した朝日で大人になって 愛というモノに指先触れてしまった もう戻れないのは 知ってしまったから 静かには閉められないドアにバスキア飾って 灼けたTシャツ2人で使ってゆくの ...

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