Tag: 神野美伽

まっぴら御免

裸一貫 男の命 迎えに来るなら どんと来い 泣くな騒ぐな 慌てるな 慌てるな 女房子供にゃ すまないが 百歳(ひゃく)まで生きたら まっぴら御免 人間さまよ 文句が多い 死んだらみんな 土の中 酔って唄って 酒がありゃ 酒がありゃ この世も捨てた もんじゃない 百歳(ひゃく)まで生きたら まっぴら御免 可愛いおまえよ 達者でいろよ 烏(からす)に惚れたら 馬鹿をみる 田んぼの中の 案山子なら 案山子なら ボロは着てても 寒くない 百歳(ひゃく)まで生きたら まっぴら御免

Read moreDetails

往生しなっせ

言葉荒さに 紅の色 切ってたんかの つばが飛ぶ ぬれる黒髪 女のいのち どこで見せよか 地獄のしゅらば 往生しなっせ 火が燃える 笑うえくぼに 気をつけな 伊達やすいきょぢや 生きられぬ 乱れほつれ毛 かみしめながら えりあしなぜる すきまの風が やけに女の 身をせめる 女だてらと ほざくなよ 体なげだす 夜ざくらは 散るも咲こうも 一生一度 意見ばかりを 背中に聞いて 往生しなっせ 火の女

Read moreDetails