青葉
薫る風 巡る 青葉 今年も緑道を染めた その眩さに目を細めて 滲むシャツの袖をまくった 園児らは影を抜けて 人差し指の先へ 意味なんて考えなくても きっと歩けてたのに 押し寄せたきらめきや 痛みはもう懐かしい そんな日が来ると知らず 夏を急いでた 惑いながら 空を 指差したわけは どこかでまだ 自分のこと 信じてるからかな 衒いもなく 夢を語れなくなっても 陽の光は いつだって同じように今を 照らしてくれる いつまでも残る歌は 小さな木漏れ日作って なくしたつもりの過去達も ...
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