Tag: amazarashi

ナイトメア

僕は悪夢 それかピルカッターで 真っ二つに割れたハート 不純とイノセント オーロラ、君は泡沫 もしくは不世界論 描写するには 捉え所ない子供 どうせ消える そんなもんに情はないと 泣いて 泣いて 自分の奥底に触れる 窒息寸前の迷子 全部壊して 抉り出す暗影 精神不安定 もよおす吐き気 噛み殺すナイトメア 一切の憂いなく 憂いなく 一切の憂いなく 憂いなく 孤独の海原に 落とされた君の船 SOS叫ぶ 返答なく諦める ジョナサン、動機をくれ 君にとっての羽 例えば僕に 夢だとか欲望とか いつか消える そんなもんに縋らないと 藻掻いて 足掻いて 自分の限界に触れる 自身の亡骸に哀悼 全部壊して 抉り出す暗影 精神不安定 もよおす吐き気 噛み殺すナイトメア ...

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おんなじ髑髏

もしも悪党だってさ 偉大な賢人だってさ 燃えたらおんなじ髑髏 僕らは髑髏になる途中 今まさに 労働して 生活して たまに泣いて たまに笑って 必死に生きたとて 何も残らないのかな 人の記憶に残るだとか 心で生きるだとか そんなことじゃなく あくまで僕視点の話 光あれ これからに これまでに 今を生きる 多種多様に 僕は呪いを解く エゴイズムをかざして おんなじ形 おんなじ魂 人間は悲しい 振りをしてさ 涙零させたりして いえいえ 可哀想と言ってよ お気の毒で いえいえ 骨になっても残る 意志は後世に残る だけどそこに居合わせなきゃ 僕にとって意味はないんだよ 嘘だろ 亡霊とか 神秘主義者 生まれ変わり? 正気じゃない 僕は呪いを解く リアリズムと遊んで 考える私 あつらえる優しい 死んで墓石には住まない 涙する価値ないね いえいえ 遠い所からよく来たもので いえいえ ...

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アンアライブ

日が照るビルディングの 影が僕と知ったよ 生まれてこのかた光は 僕以外を照らした 権威のブレスレット 着飾るあの売れっ子 ルサンチマンと虚仮にされ 猛るリビングデッド 告発 独白 暴かれた数々 見逃す罪と罰 千代田区の日の丸 沈みゆく船 しがみ付いた夕暮れ 声を殺す泣き声 あれがきっと背後霊 生きると死ぬの間 減り続けるタイマー こんなはずじゃないんだ 悔やんでるよ毎晩 骨になっても残るもの 今となっては遅くとも なんとか刻んだ 声にひそむマントラ アンアライブ アンアライブ アンアライブ アンアライブ 繋がれたまま それは切なるメタファー 縛られてる安全 自主独往な地雷原 後者選ぶ僕はとうに 招かざる客人 はみ出すことでしか癒せない傷跡 汚れた今日でしか消せぬトラウマ いつかの 命運、握る芸術 ループをするメビウス ...

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どうなったって

新幹線も飛行機も 窮屈だから嫌い それでも会いたい人には 会いに行かなきゃだな 夜が更けたら きっと遅すぎるよ この瞬間だけしか 見えないものはある 家についてただいまと 独り言ちて眠る 夢で会えたらいいけど 起きたら現実に戻る こんな毎日が 続けばいいな 後悔は多いけど それは無視しとく 開けた窓から笑い声 あれは小学生の高学年 あの頃の僕に誇れる僕 になれてんのかな 目まぐるしく回る星と時代に 乗っかって、日々もがいて これでいいんだろうか これでいいんだろうな まあいいか どうなったって どうなったって もういいよ どうなったって どうなったって 本音を言うぞって顔で 本音を言わないし 嘘はつきたくないから 口数も減ってきた 魂売ったつもりで 飛び乗った けど後で気付くんだ 買い戻せないと 悩みは尽きない一生 不満は積もる一方 歌詞カードは白紙で お薬手帳は埋まる でかい音で音楽、鳴らして きっとこんな今日の為 こんな僕の為 ...

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収容室

彼は外を知らずに 生きてきたから こっから逃れたいなんて思わない 小さな窓に縁どられた空に やるせなさ透かして 不真面目 主体性なく暗い目 願いや目標なんてない 息が続いてる訳が分からない 彼は外を知らずに 生きてきたから 世界の広さに想像は至らない 閉じ込められてると気付く為には 知らなきゃ果てしなさ 赤裸々な生き様の陰日向 だけどここにいる限りは ついて回る侘しさ あのとき一人になって 闇に浸って 抱くもやもや それらが孤独じゃないって 不幸じゃないって 教えてくれた あなたはどこにいたって 響き渡って 伝わる声 尋ねたあなたは誰 問うた名前 知る由もなく アラウラレ アラウラレ 彼は外を知らずに 生きてきたから 疎まれるのが当然と思っていたんだ 痛くても口には出さずに 叫び声 耐え忍んで SOSすら面倒で ささくれ立った表向き その実、悲観でできた骨組み 彼は外を知らずに 生きてきたから 価値図るのが物質だけと信じて 無いものねだりで欲しがって ...

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夕日解放同盟

鉄塔の陰影と不安定が この町の臓器に突き刺さって 残雪が斑 彼の脳内 企てはこの町の没落 うるさい声 黙れ張りぼて 手の届かない場所で好きにやれ 捨て身の決意 ネットにセルフィー 未だ誰も見たことない手口 うかされたあの熱情にだって 後遺症あって 決行は晴れの日の明後日 日没を待って 夕日解放同盟 黄昏てノイローゼ 叫びはバレリーナ 祈りはまるで讃美歌 悲しみ持ち寄って くべる海岸通りで 偉大な静止画みたいだこの瞬間は 真っ赤に過ぎ去って ブレザーに小銃と悪足掻き 切望の荒野に羽根飾り スカーフに砂塵を絡ませて 睨む明日に風穴をえぐれ 怒号交じって襲う吐き気 へつらいと弱者駆除まみれ 雁字搦め 舞う北風 どっちにしても酷なフィナーレ 生来のこびり付いた思考 話せない事情 動機は存在し得ないあの奇病 その名は希望 夕日解放同盟 黄昏てノイローゼ 叫びはバレリーナ 祈りはまるで讃美歌 悲しみ持ち寄って くべる海岸通りで 偉大な静止画みたいだこの瞬間は 真っ赤に過ぎ去って 冷笑と無自覚の風雨 燻る不信が駆り立てる 機を窺い沈黙にやつす 報われないレジスタンス ...

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不眠症の見張り番

友情や愛情は尊いものだと 僕らは小さい頃からよく説かれていたけれど それらが期限付きだということまでは 教えてもらえなかった 教えてもらえなかった ところでバスはまだ来ないのでしょうか さっきから小一時間 待ちぼうけ立ち尽くして ああそうか バスなんて来やしないんだと ようやく気づいたんだ そんな人生でした 向こうには鮮やかな光が溢れ それを見てる僕は宵の見張り台 そこの孤独は蝙蝠と似てて 闇だけは良く見える 闇だけは良く見える 不眠症で今日も眠れないのは 眠ってるうちに世界が変わってしまうから 明日笑っていられる保証をください 市役所職員さん受付はどこですか? 全ての人の悩みを飲み干すから 青も黒く汚れてしまった空 掃除しときます 笑った日の切れ端で それか誰かのありがとうで 結局、僕は歩いて行くしかない訳ですが その頃の話は以前したので省きます 足りないことを嘆いてたのは随分前 最近は足りないことを羨む自分に嫌気がさします 向こうには沢山の人達がいて 僕と分かつのは断崖絶壁 そこで理解するんだ行こうとしてたのは こんなもんだったんだと こんなもんだったんだと ...

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ゴースト

振り返れば果てしない ゴールはそう遠くない 住宅地のジムノペディ BGMの旅行記 僕ら息をしていたよ 月明りに夏の匂い 何かから隠れてた 僕らずっと隠れてた 間違いだと言われても 失敗と揶揄されても 僕には分からないんだよ 同じ言葉を話せよ 正しくなんてなくていい 優しくなんてなくていい 自分勝手が丁度いい 今日が君のバースデイ ひた隠した心の奥底 処刑されちゃうかも 全部ばれてしまったら 君の記憶から涙は消えろ 良かったことだけ数えて笑えたら また明日ここで会おう 忘れ去られた窓際のゴースト 持たざることが図らずも武器になる 這い上がるときにだけ さよならを言いに来たよ 寂しいけど出かけるよ ずっと傍にいたいけど やりたいことがあるんだ 星の影で暮らしては 唾を吐いてた虫けら 見返す覚悟はしてた それが唯一のアイデア 最悪な最後にならなきゃいいな 笑って終わりたいなんて 僕は贅沢かな 君の未来から涙は消えろ 朝日射す部屋で包まって笑えたら また明日ここで会おう ...

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小市民イーア

すっかり萎びてしまった 死なばもろともがそっぽ向いた 才能不在が前提 天才より働く常人 けど誰にもある限界が その結果、頭がいかれた この調子で上げろゲインを 膨大なボイスメモとテキスト 世も末だと殺気だった言葉は 動脈を切った 十年前に終わったんだ ポストアポカリプスの最中 主役になれない NPC 生き残り笑うセレブリティー 革命家は今日も寝坊だ 急上昇に夜明けの歌 絶望込めるシリンダー 汗して暮らす小市民だ たった一つでいいんだ 冴えたやり方をしてイーア 守るために切り捨てたんだ その結果に胸は痛むか 次はきっと僕らの番だ 絞首台で笑って待つか 暗い時代には 明るい歌が流行するんだって それは遠い星での話 音楽がそれじゃ耐え難い 恋焦がれて夢を見たんだ 救ってくれたのはロックスター 胡散臭い成功者が 作る日陰は焼け野原 冷笑が飽和した街で はみ出したものをリンチして 速度違反の倫理観で 轢き殺された交差点で 焚き付けた自称モラリスト 花を供えてるのうのうと ...

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黎明期

届くことが果たせなかった手紙が 落涙となったそうだ したためた悲哀だった どれだけ慕ったとて この手戻らないもんが君を定義していたんだよ 笑えるよな 瓦礫に佇んで 虚空を見つめている そうかここは心だ その憂いに君の明日を 台無しにはさせないから 星に願いをかける迷子 過去と邂逅 トワイライト 着古した夢だとか 履き潰した価値観は 宵の口に捨て置け 今こそ君の黎明期 向かう道はいつだって不確か それと同じくらいに来た道だけは確か それをよすがにして重い足引き摺った この世界では息継ぎもままならないよな 終わりと始まりの 兆しを羽織る未明 そうか今日も行くのか その憂いに君の明日を 台無しにはさせないから 酸いも甘いも知るプライド 穿つ太陽 トワイライト 言い古した常套句や 聞き飽きた励ましは 宵の口に捨て置け 今こそ君の黎明期 不揃いな影が二つ 分かたれたそれぞれの道へ 片や光源を持たず 片や火種を持たず 次第に遠くなって 夜更けに互いに気付く ...

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生活の果てに音楽が鳴る

あの娘が生まれ育った街に 埃っぽい朝日が悪びれもせず 溜め息は妙な質量を持って 詰め所の四隅にただ降り積もる 答えは無いと歌うのだが それが答えになりえるジレンマ 足跡に磨り減った土塊 例えばあれが今の僕だ 夢叶えてなお立ち行かぬ 生活の果てに音楽が鳴る 抱きしめたあの娘は戻らぬが どうせ別れは早いか遅いか 風吹けば 梢は揺れる AMのラジオが唸って 乾いたタイヤの温い風圧 汚れたシャツに星座を結ぶ 怒鳴り声が青空に高く 昔 守りたいもの達は 自分の中にだけあったのだ 今じゃ守りたいもの達は 自分の外にしかない 夢途絶えてなお生きのびる 生活の果てに音楽が鳴る 抱きしめたあの娘は戻らぬが どうせ戻れぬが人の定め 風吹けば 梢は揺れる さっきまで春だと思ってたのに 気付いたらもう冬になりそうだ 早めに灯油を買いに行かなきゃ 厚手のコートも買いに行かなきゃ ...

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痛覚

冷え冷えと蒼褪める夜に僕ら 凍えて 灯火探した 信じてきたことが全部嘘だとしたら 存在意義が揺らぐ そんな気がしたんだ だけど成したことと成せなかった事実に 仄かな動機が宿る それを信じるよ 悲劇の始まりだとしても 僕は何度でも君を選ぶ 疑うことが僕らを引き裂いたから 片っぽに互いの約束、結わえて ほどけない手と手、結び目 誰かの願いの下に産れたんだ それなら生きとし生けるものに 備わる痛覚が愛って 知りながら僕は痛む 君の笑みの名残 明日の轍に降り積む 頬の熱で溶けるささめ雪の雫 こんな僕にも未だ生命の灯がくすぶる 行くあてもないと かじかむ虚ろに住まう 暖に集う人 温もりがあれば 悲劇の始まりだとしても 僕は何度でも今日を選ぶ 恐れることが誰かを傷つけたから 片っぽに互いの約束、結わえて ほどけない手と手、結び目 誰かの願いの下に産れたんだ それなら生きとし生けるものに 備わる痛覚が愛って 知りながら僕は痛む 君の笑みの名残 明日の轍に降り積む 生まれなきゃよかったと 嘆く闇 照らす明かり ...

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君のベストライフ

これから始まる悲劇について あるいは、この覚束ない航路から逸脱した過失について この海洋にとってのウィルス あるいはバグか初期不良によって 良心の不履行に陥った 私たちの結末 僕は大嫌い 僕は大嫌い 君のベストライフ 僕は大嫌い 僕は大嫌い 僕は大嫌い 僕は大嫌い 君のベストライフ 僕は大嫌い 僕は大嫌い 誰も信じない 神様もいない 夢もクソもない 君のベストライフ 君のベストライフ ならば何を信じたい 何を愛したい 常々足りない 君のベストライフ 君のベストライフ 欠けたものを探した 当たり前を探した ついて回るやましさ どうせ皆加害者 分からないよ生き方 だから決めた死に方 それが君のベストライフ 君のベストライフ 全部大嫌い ...

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