Tag: Dios

芝居の終焉

嘘の上に塗った嘘の 剥がし方を忘れている 直視できない残酷と あなたの目を見ない 本物になりたい よこせアイデンティティ 笑ってても泣いてても 借り物のエモ 全部偽物じゃん 叫んでも嘘臭いのは リハーサルだと思ってるから バレてんの、もう本番だよ 震えが止まらないままで 白け切ってる舞台に立て 有りの儘をぶち撒けてしまえ おれは本当の命を ひとつとして知らずに歩いてきた ピカピカした誰かを羨んでは 世界一上手く諦めた 風は冷たいし言葉は刺さると痛い ジョークじゃ済まない ...

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黄昏

もう会えない気がしていた あなたの横顔を見た 行き交う人 その群れの合間に 追いかけたいと思ってしまった 馬鹿らしい 変われちゃいねーな 絶望は完全じゃなきゃ駄目でしょ あまりに綺麗な黄昏が人を おかしくするのはよく聞く話 一秒ごと変わるあざやかな 横顔のせいで俺はもう… あなたから逃走不可能と知った夜の隙間 浅はかに手を伸ばした 終わりの始まり ちゃんと首輪して欲望 垂れ流すだけじゃ駄目ね 分かっちゃいるけど抗えやしないのさ 夜見る夢は選べない ましてやあんな色した黄昏 焼き付いて仕方ない 逃げらんない ...

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Dirty&Dirty

馬鹿馬鹿しいに命かけたい うんざりするほど生きてみたい 綺麗なまんま死ぬのなんて ありふれたおとぎ話ね もう夢は見ない あたしちょっと汚れちゃったんだ 切り売りして終わっていった 青の季節 並べられた棚のうえで窺った顔色 ビニール袋に広がる天国 みんなで渡った真っ赤 繊細で大事ななにか、せーので捨てちゃう (このゲームを降りないで) お先の暗さですやすや寝れそう 人生はつづく 晴れ晴れした気持ちで生きたいだけ 張り裂けそうな心の蓋はずして つり革の向こうにあたしだけの光を見出す 馬鹿馬鹿しいに命かけたい うんざりするほど生きてみたい 綺麗なまんま死ぬのなんて ありふれたおとぎ話ね もう夢は見ない ...

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波打

嫌って言えないあたし 苛立つあなたの目に 身体が冷えていく 沈んでく日が照らした 名残りが青に溶けて消えた 波打って グラデーションただよう 曖昧に甘えていたから なんか夏が終わってくみたい 変わりたいあたし グッバイ、セイハロー 諦めたくない あなたを あたしを 終わらないと始まらないね 前とちがう景色でも グッバイ、セイハロー 間違えながら 息をしてるの 傷ついては忘れていくよ 心にひび入れたままで 机にぽつんと合鍵 差す西日を見る うまれかわれずに ...

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切り裂くほどの暗闇を

ねえ、切り裂くほどの暗闇を持たない僕ら なにを嘆けばいい 君より不幸じゃない 僕だけ不幸じゃない 焦がれるほどの希望見失った僕ら 誰を責めればいい 雪だけがしんしんと 心まで覆っていく 無くなっていく 指、その感覚 声高に叫ぶような痛みじゃあない 誰だってそう抱えちまってる 罪、傷、やり直したいあの瞬間を 抱きしめたい 絹に似た真っ白を 世界で一番不幸じゃなくても 悲しんでいいんだよ 陽だまりは奪えやしないの あぜ道を駆けた頃 あの日の世界は狭くて広い 感情を殺すことが大人だなんてあり得ない 居た堪れなさのなかで ...

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呆然

あたし退屈してるの 酔っ払ったり、なんか喰ったり 光の気配 匂わないの そんなんじゃ飛べやしないんだ 炭酸みたいな 刺激ください 炭酸みたいな 刺激をひとつ これまでのあたしが 間違ってたんじゃって 不安にさせてみてよね 当たり前がさ 当たり前じゃなくなって 君の顔もこんなんだったっけ??? だから何、もっと 根っこのとこを壊してみてよ 呆然 殴ってください もっと強く 新しい躾で痛くなりたい 殴られないと分かんないのよ 惨め うらがえる世界 傷つけあって生きている 生まれ変われやしない この身体を ...

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Loopback

おれは本当に生きてんのか? 流れ流されていく日常の回転 介入の余地無し ザ・既定路線シナリオ どぎつい学習性無力感と ダンスしている 絶望している 右のピアスだけ埋まっちゃっている 努力が毎回おれを裏切るから 最初から失敗が欲しくなっちゃった 愛想尽かしてる 息を吸って 目を開いて 雁字搦めのお前を見てよ 息を吐いて 目を開いて 裸の王様 鮮烈にデビュー ループバック ゴミの昨日に 今日のおれを決めさせんな 抗えよ慣性 不愉快へとジャンプ ループバック 急転直下 刺さる視線を嘲笑って 世界を変える小さなその一歩を 下手な塗り絵をやらされている ...

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愛がすべて

愛がすべて あなたの目をまっすぐに見ている 有り触れた言葉でしかないけど やっと馴染んできたんだ 愛がすべて たどり着いた結末は陳腐で 当然ね 愛は誰にも降る雨だった 莫迦ね ねえ聞いてよ 世界を変えたいと思ってた なのに愛なんて知ってしまえば どんな孤高の天才だって 凡庸で退屈なカカシになって腕を振る 繰り返しの歴史のページ、刻まれてく 退屈だとか思えない 思えるわけない あまねく感情を 一撃で連れ去った 愛は嵐 その強さに怯えなくていいよ 見たくない深淵、覗こうよ ...

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サマー・テープ

空っぽな感覚がやけに冴えている 「後悔は勝手にどうぞ」笑い声がする。 同じような今日を叩き壊していく そんな夢を見てた 君はまだ眠ってた 今日もコンティニュー 抜け出せない夏は 今日も過ぎていく いっそこのままさ 君と籠の中で ゆら ゆら 波に乗って ほら ほら 諦めちゃって ゆら ゆら 波に乗って ほら ほら あるがまま 君といたいのさ 切り取られた世界でも 君といたいから 悪くはないだろ なんてね わからない出口を探し続けて 進まない思考が嘲笑っている 「救われたいのは自分だけだ」って 思い込みたいんだよ 君を天使にしてしまいたい ...

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My Gasoline

My gasoline ただの遊び 不幸なんかじゃ燃えない My gasoline ただの遊び 不幸なんかじゃ燃えない 意味わかんない だからいいんじゃん 心の温度 アガる方角へゴー 笑えないことばっかの 余白のない町 遊び呆けても 誰も叱ってはくれない 世界で踊らなきゃ こんなワンルーム飲み込んでく 請求書の束 削れる睡眠 愛そう制約も like a 芭蕉かクロロ 絡み合う憎悪にキスを ...

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