Tag: Kohei Shimizu

Archangel.*

こわれてしまったまほうのことば なんだっけ? きみが嘯いたきらめきは 消失点の彼方 ほんとうじゃないとわかっても たとえ悪魔だとしても ひとりおちていくより たぶん、ぜったいきっといいや はじめてのことすら すべてが騙術でも きみのうそにいきてたかった かみさまどうか かなうのならば どうしようもないぼくらの かりそめのワルツを 未来永劫だまして しょーもないいつかの約束も 荒んでる常套手段のくちづけも ふざけた深夜0時からの旅行も すべてが燦然と ...

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ぜんぶなくしたきみでよかった

ねえ、どうして ぼくらは腐ってくの わかんないよ瞞してたきもちも 挙動不審な虚栄心さえも ぜんぶ骨だけになるなら かなしくないよ 千年先も 消えない呪いでいよね この場所で 透き通るような なにもない手を繋いでいよね ぜんぶなくしたきみでよかった ねえ、どうして 上書きしたフリして 嗤ってる抜け殻のきみの眼も 宇宙の秘密もまだしらない 緑色に絶望してる あさはかなぼくを愛して こわくはないよ さかさまの空も ...

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Ruina

探してた夜の境界線 蒼い血がわらう ぼくら幽霊 飛び出した流行りの映画は 殺した理想のようで どうでもいいよ もうどうでもいいの 繰り返す憂鬱の 色褪せた春も どうでもいいよ もうどうでもいいの 巡る脳裏の底を 彩る罪も 煌めくきみも もうどうでもいいの 掠れてくあの海岸線 赫い空駆ける ぼくら流星 きえてゆくあの日の崇拝は 歪んだ現実に ...

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