苦い煙
可愛い顔をして 苦い煙を纏った君は 僕の知ってる君ではなくて 僕の知らぬ場所で ゆっくり大人になっていく 「気にしてないよ えっとなんの話だっけ」 君にはさ ちゃんと幸せになって欲しいけど とやかく言う権利もない立場だし それなのに ほんの少し悲しくなるもんだ あなたは変わった 変わった 変わってしまった 咄嗟に僕は笑った 笑うことが僕を保った あなたは変わった 黙って 変わってしまった とっくに僕だけ取り残されてたみたいだ 平気なフリをして 痛い期待を抱いた僕は 僕の知ってる君に縋って キャラメルで幸せになれるおまじないとか 無垢な妄想劇が愛おしかった それなのに あなたは変わった 変わった 変わってしまった ...
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