Tag: MOROHA

やめるなら今だ

二十歳前 夢を語り合い 同じビートでラップ してたあいつら でも 賢い奴からやめた でも最もバカだったの 俺だった 「なぁなぁ諦めで得る幸せの味って一体どんな感じだ?」 夢と引き換えに家庭? 安定? 俺はごめんだよ クソがくだらねえ 御祝儀ねえから欠席に丸 貧しさでこそ 人は薄情に染まる 当日 家で唇を噛む インスタで奴らが並んで笑う あの頃となんも変わらん あいつら 疲れ捻くれた 俺のツラ 見比べりゃわかる 痛い程 わかる いなくなったのは 俺の方だ やめるなら今だ 『俺達の名前がないフェスなんざ全部大雨で飛んじまえよクソッタレ』 汚ねえジェラシー 腐ってく魂 ゴキブリの背中みたく黒光り おんなじ人間 なんて 思えない ...

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あいしてる

雨の日 風の日も ひたすらにかいたんだ 鉛筆で走り抜いた道のりが財産だ だけど 消しゴムが這いずり回る この道も 等しく 愛しく思う 言葉は書く じゃなくて引っかく だから文字は消えたって爪跡は残ってる ノート上で消されてった数多のフレーズが 作品の完成を下から見ている これだ!って閃いて一心にかき綴り やっぱ違うかぁって頭を掻き毟り 呻き声をあげながら悶えた日々 地獄 天国 行ったり来たり 壮大なドラマの始まりの名場面は ペン先とノートがぶつかり合った交差点 よく辿りついたな ここからは任せろ バトンはこの声が受け取ったぞ さぁ行こう 白い紙は二次元 ペンが降りて三次元 過去の記憶 かき綴れば四次元 その曲が人に届き歌い継がれたら 遥か先 俺のいない未来だって行ける ...

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燦美歌

人は瞳から瞳へと旅をする 人は瞳から瞳へと旅をする 人は瞳から瞳へと旅をする この瞳にあなたが宿る ここじゃない場所なんてないんだよ だって あたしが立つ場所が『ここ』になるんだもん 炊事 洗濯 仕事に育児 生活は少しだって 待っちゃくれない ひたすらにフル回転 働いて 生まれたばっかりの我が子を守る為 髪を結んで短く切る爪 俯かないで 前を向け睫毛 出ていった旦那に未練なんてないよ あったってそこには未来はないよ 惜しまない愛情 この子を守り養い 「パパが欲しい」だなんて言わせやしない 同情はいらない 舐められたくない絶対 意気込んで 多めに 炊く白米 あたし何一つ 諦めてない 「必死で生きてる」ことは不幸じゃない 人は瞳から瞳へと旅をする 人は瞳から瞳へと旅をする 人は瞳から瞳へと旅をする この瞳にあなたが宿る 「俺は家族の為に働いてんだよ わかってくれよ!」なんて言ったけど 本当は仕事してる間 家族を思い出した事 ...

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