Tag: My Hair is Bad

愛着

君はまだ誰かの 顔や匂いや態度を きっと僕に重ねてた 気がついてしまうくらい 君は誰かの思い出を着たままだったね 君がよく通ってた 行きつけの店では 今は僕と向き合ってた いつも頼むという おすすめのメニューに 誰かとの思い出が映ってた 今はまだ 愛着が脱げなくたって すぐに破けなくたって 僕にとって 君は君だ 曖昧に剥がすと痛くて 余計に傷痕になって 赤く残ってしまうから 今は 脱がなくていいから 僕を羽織ってよ その上から 私はまだ誰かの 顔や匂いや態度をあなたに重ねてしまった 仕方がないくらい 日々の暮らしに 思い出が散らばってた ...

Read moreDetails

ただ

ただそばにいて とか言えなくて いつもその理由を考えてしまう ただそばにいての ただが何かを 恥ずかしくなって考えてしまう ただ ただちゃんと ただ 伝えたいのに 初めて会った瞬間にとかわかりやすくなくてごめんね それでも質には何の問題もないから それはもう典型的な失って初めて気づく系の ありふれた気持ちでわかりやすくてごめんね ってどっちでも良いよどっちでも良いよ どっちでも良いから 早くしてよほら 気が変わらないうちに どっちでも良いよどっちでも良いよ どっちでも良いのに そんな事はもう どうだって良いのに もうやめた もうやめた もうこんなことやってられるかよ もう決めた もう疲れた 今日でやめてやるよ クソクソクソ あっ、嘘 こっちみて ねぇ、ただ好きなんだ ついにようやく言えたとも 今更何言ってるんだとも言える 苦いようで甘いようで何とも言えない ...

Read moreDetails

一母八花

部屋を片付ける度、君のマメさを知る 埃と日差しが柔らかく床に絵を描いていた 洗濯物を干す度、君の丁寧さを知る 皺になったシャツが溜息ついてる 一人でいる間に回る掛け時計 僕の駄目さを知る 一か八か なにか変わるまで 君がいなくてもやることやらなくちゃな 庭に咲くダリア、赤く揺れた 母の様に僕をみていた 前髪を切る度、君の不器用さを知る 「子供みたい」って 僕の髪触って笑ったの思い出した あーあ また誰かのことを傷つける度 君の懐の深さを思い知るんだよ その度、その度、止まる掛け時計 また未熟さを知る 一か八か ...

Read moreDetails

鳩かもめ

駅から遠いアパートだった 蛸の公園が近くにあった 部屋のソファにはぬいぐるみが座ってた 今時カレンダーなんて貼って 数字に丸や書き込みがあった そんなアナログさも君の素敵なとこだった ベランダでずっとずっと前に 「ほらね、晴れると見えるの」ってさ 指より小さい富士山を見た もう嫌だ ここにある思い出 全部綺麗すぎて嫌だ もうこんな関係のまんま 君といれない 君が昨日の話をして 僕がその人の肩を持った 妬む気持ちなんて正直1mmもなかった ちゃんと幸せになってねって お互い本気で思ってたって 他からみてたら、笑い話だよね ...

Read moreDetails

あかり

大丈夫 ちゃんと今日も戦ってる 今週もいつも通り、先週と同じように 「あぁ、たまには 休み取ってどっか行こうかな」 そう思えるならまだ大丈夫かな 青にしかならない、止まった信号機 進むしかないはずないよね きっと自分しか知らない この疲れた心を抱えたままでも 明日も飛べるように 傷ついた翼広げ眠る、安らかに 大丈夫 きっとちゃんとうまくいってる 楽しいことだってあるし 悪い人ばっかじゃないし 「きっと恵まれてる 頑張んなきゃ」 そう思えるのにどうしてだろう 黄色い信号にほっとしたりする ...

Read moreDetails

結婚しようよ

一生一緒にいようなんて 大袈裟になっちゃうし 変なラブソングみたいなジョークに聞こえて どうせ笑うだろうな だけどちゃんと言わないときっと怒るしな 真面目に言ったら意外と…いや似合わないかな でもそろそろ 待たせてる気もする あのとき 君と出会ってからきっといつか そうなる気がしていたんだよ 「そうじゃない今も幸せだよ」 そんな言い訳してきたけど もしもちゃんと伝えたら 笑ってくれますか? 「もう今日は家には帰りたくないな…」 って思う日もある どうせなんか言ってくるんだ 正しくて面白くないことをさ あいつだいたい何様なんだよ ...

Read moreDetails

ペガサス

きらきらッ 大雷々バチバチだ プラチナ飛来してひらいて綺麗じゃん 悲しくても泣いてないしな ありえないくらい 淡いトワイライト見たくない ひたすら振り切って、追いつけないくらい tonight... 今夜このまま ずっとこのままでいい 誰も僕らに触れられないから 後ろに乗せた君が 「スピードあげて」と言ったから すぐペガサス叩いたんだ 泣いてなんてない このままいこう、夜が明けるまで ぎらぎらッ 来年なんかわかんない 正論ばっかだるくてきもいな めんどくてもやるしかないのな ...

Read moreDetails

ぶっこむ.com

なぁおいその手で触んな ブンブン like a ハエのさばんな お前中途半端なら端から 関わんな、叩かれちゃうよ ほどほどにしないとね もうボコボコにするからね ほらコロコロのギャグ漫画でも お前よりスベってるのいないぞ なぁ、冗談きついよ? 聞いてんのけ? ぶぶぶっこむ 話してたって埒があかねー 続編観たくない版のハガレン 半端な態度のままなら 容赦なく師匠からパンパンやな まじ超悪りぃ意味でお疲れ 前世、虫かな?人、初めて? ...

Read moreDetails

星に願いを

いつも眺めていた 古びていく硬い形を あの星を線で繋いでは占ったせいか いつのまにか煙草もやめた なんか多様性の運びだ わかんない、 だけどなんか変わりたくないな I don't wanna change my life Nothing's going to change my love 優しくあれるならいいじゃんね ...

Read moreDetails

猫の耳

曇りばかりの地元に雪が降ってた 町全てが灰色になって静かだ 明日起きられたらラーメンでも行こう できない約束した薄明の朝の路上 だだっ広い駐車場に溢れた車 膝掛けかけたまま待ってた君の姿 ストーブのそばで眠る猫の耳に 用水路のように流れ込む記憶の葉々 ほら、幾幾も 走馬灯のように溶けて消えてく 望遠鏡覗いてみてた 深々と降り積もる雪の群れに添い 幽霊になっても何度もここに来ようと思うよ 風になるまで 車でよく流していたアルバム あの暗い曲がなぜか胸に残ってる ほら、頻々と 走馬灯のように清く消えてく 白夜行の中でいつも夢や文句を語ったあの人も 幽霊になっても何度もここに来てると思うよ ...

Read moreDetails

時代

やっぱり人生に字幕はないんだ まぁまぁ夢は叶っている気がする あれだけどこにもなかったお金も 悠々と暮らせるぐらいはあるね やっぱいつかは結婚するのかな また機嫌か悪事で台無しにすんのか? 誰でもなく僕は僕のために 誰かを幸せにできるのかな たゆく揺れて浮かぶ、景色の中 時代とともに流れて生きる 逆らい、流され、繰り返すけど どうか、どうか、流れ着いた場所で 無くしたものばかり思い出さないように だってどうせ戻らない時のいいなりだ もう新しい友達は要らない 怒るくらいなら無視している ある程度諦めてるからこそ まじで諦められないことがわかんだよね 本当にここに来たかったのかな? 勢いで乗った電車降りれなくて ...

Read moreDetails

思い出をかけぬけて

君と出会ったあの時はまだ知らなかった こんなに君のことを好きになるなんてね 思い出しても 思い出しても 楽しかったことばかりだった アルバムにも入りきらないよ 溢れる笑顔で君といる 思い出をかけぬけて 君がどんな人かなんて最初は知らなかったけど いつのまに君は僕よりも僕を知ってる人になった 引き出しの奥に入っていた 僕も忘れてた本当の僕を 君が見つけてくれた 時間が経っても忘れないから 君のとなりで笑ったこと あの空までかけあがるような 溢れる季節を君とみたね 思い出しても 思い出しても 楽しかったことばかりだった あの日振り返って僕に言ったのは きっとさよならじゃないよね ...

Read moreDetails