愛着
君はまだ誰かの 顔や匂いや態度を きっと僕に重ねてた 気がついてしまうくらい 君は誰かの思い出を着たままだったね 君がよく通ってた 行きつけの店では 今は僕と向き合ってた いつも頼むという おすすめのメニューに 誰かとの思い出が映ってた 今はまだ 愛着が脱げなくたって すぐに破けなくたって 僕にとって 君は君だ 曖昧に剥がすと痛くて 余計に傷痕になって 赤く残ってしまうから 今は 脱がなくていいから 僕を羽織ってよ その上から 私はまだ誰かの 顔や匂いや態度をあなたに重ねてしまった 仕方がないくらい 日々の暮らしに 思い出が散らばってた ...
Read moreDetails